『小学生のボクは、鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。』
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BOOK FOREST 森百貨店「衝撃!感動の絵本!すべての親たちに。」【書店員レビュー】
[レビュアー] BOOK FOREST 森百貨店(書店員)
衝撃的なタイトルと絵本とは思えないおどろおどろしい絵。今から30年ほど前の実話をもとに描かれた、親子の感動物語絵本を紹介します。
主人公のボクが生まれたのはお母さんが40才、お父さんが50才のとき。二人はナスビ農家で、毎日の食卓は傷物のナスビを使った料理ばかり。両親は高齢のためあまり働けないので家は貧乏でしたが、厳しい中にも優しさにあふれた二人に囲まれ、毎日笑顔の絶えない家庭でした。
ところがボクが10才のころ、優しかったお母さんが突然鬼のようになりました。市場で売れなかったナスビをビニール袋に入れて、ボクを車で近くの団地に連れて行き、「これを一人で売ってきなさい!」と鬼のような顔で言いました。次の日もその次の日も一人でナスビを売らされました。ボクはなぜ、毎日一人でナスビを売らされたのか?その裏側に隠された衝撃の真実とは?
成長するボクとお母さんの愛情が読む人を感動させる、すべての親に読んで欲しい絵本です。