『民進党(笑)。』赤尾由美著

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『民進党(笑)。』赤尾由美著

[レビュアー] 産経新聞社

 著者は大日本愛国党初代総裁を務めた赤尾敏氏の姪(めい)で、アルミ製品製造加工会社の代表取締役でもある。母であり「日本人らしさ」を掲げて中小企業の経営に奮闘する著者の言葉には、地に足の付いた強さと説得力がある。

 「愛国」というベースの上に対立軸を築き、議論をかわしていかない限り国力は弱まっていく、との考えに立つ著者は、民進党(旧民主党)が国民に誓った約束や政府にふっかけた議論が、世の中を変えていく力など持たず、ただの言葉遊びにすぎないと指摘、「日本を守る気がない政党」と結論づけて引導を渡す。(ワニブックスPLUS新書・830円+税)

産経新聞
2016年9月18日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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