ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)「僕も、私も。本当はそう思ってた!」【書店員レビュー】

レビュー

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かくて老兵は消えてゆく

『かくて老兵は消えてゆく』

著者
佐藤 愛子 [著]
出版社
文藝春秋
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784163765709
発売日
2013/08/28
価格
1,540円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)「僕も、私も。本当はそう思ってた!」【書店員レビュー】

[レビュアー] ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)(書店員)

どうも今はあれこれ便利な世の中らしい。楽に、最短距離で、合理的に事が済む。実にユカイだし、快適。だけども、何かを得ると、それと同じぐらいの別の何かを失っているのがモノゴトの道理というもの。そんな今の世の中に対して「なんか、おかしいな」そう感じている貴方に是非、お薦めしたい一冊。佐藤愛子さんが3.11後の日本を、世相を考察したエッセイ集。「そう!それ、自分もそう思ってた!」…モヤモヤしながら言葉にしづらい事をズバリと巧みな文章で表現してくれる。面白い!実に痛快!そんなエッセイ集。「九十歳。何がめでたい」(小学館)と併せてお薦めします。 

トーハン e-hon
2016年9月24日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

トーハン

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