【話題の本】『〜ベターッと開脚〜』Eiko著

レビュー

2
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

【話題の本】『〜ベターッと開脚〜』Eiko著

[レビュアー] 産経新聞社

□『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』

 ■読者の欲求のど真ん中に

 その勢いはまだまだ衰えを知らないようだ。4月の刊行以来、80万部突破と驚異の売り上げを伸ばしているが、本を開いて驚いたのは、開脚ができるようになるためのプログラムはほんの数ページで、大部分は小説「開脚もできないやつが、何かを成せると思うな」に費やされている。企業人がこの開脚プログラムに取り組むことで仕事にも生活にも張り合いが出てくるというストーリーで、なかなかに説得力がある。

 発行元のサンマーク出版によると、なし遂げたくてもできなかったものは誰にでもあるはずで、体を軟らかくしたいというのもその一つ。開脚の仕方だけでなく、挫折しそうになる心を克服するための精神的な部分も伝えようと小説にしたが、読者からのはがきを見ると、ほとんどの人は単純に開脚をしたくて買っているそうだ。

 「他に類書もないので、どれだけ受け入れられるか分からないで出したが、広告を打つ前から売れていましたからね。やはり開脚をしたいという直球の欲求があったということでしょう。それに特別なものではなく、日常的なストレッチでいいというのも大きかったと思う」と編集を担当した黒川精一さんは話している。(サンマーク出版・1300円+税)

産経新聞
2016年10月15日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

  • このエントリーをはてなブックマークに追加