吉本興業の元名物広報マンとして、お笑い芸人の不祥事など数々の謝罪会見を仕切ってきた。その経験をもとに、被害者の怒りを収めてもらう対処法、メディア開示のタイミング、コミュニケーション術など、企業の広報担当者が知っておきたい危機管理ノウハウを紹介している。
8年前、所属芸人が副業の焼き肉店で食中毒を起こした際、それらの蓄積が生き、わずか16日後に営業再開へこぎつけた。普段から「特別チーム」を組んでおき、有事の際は、事実関係の整理とやり取りを想定した「謝罪シナリオ」を作成することを勧めている。(日経BP社・1400円+税)
-
2016年11月27日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです