皆さん、「地域ブランド調査」はご存知でしょうか?ブランド総合研究所が市区町村や都道府県を対象に魅力度やイメージ、特産品の購買意欲などを調査しているもので、市区町村では今年で10回目、都道府県では7回目を迎えます。
そんな「地域ブランド調査 都道府県ランキング」で、北海道は7年連続で第1位を獲得しています。一方で最下位となってしまったのが茨城県。水戸黄門に水戸納豆、偕楽園、牛久大仏、野外ロックフェス「ROCK IN JAPAN FES.」、甘辛い醤油あんかけがのったスタミナラーメンなどなど、有名なものはたくさんあるのですが、他県の方にとって「茨城県」自体の魅力には今ひとつ繋がっていないようです。
そんな茨城県ですが、地元にはばっちり愛されています!茨城県民が地元愛を育む立役者となっているのは、地元の書店。今回は茨城県の書店チェーン「ブックエース」の取り組みをご紹介します。
こちらは、水戸市にあるブックエース川又書店の店内です。一見よくある普通の書店ですが……
おや?サッカー選手らしき方々がいらっしゃいますね。
こちらは、茨城県のサッカーチーム「水戸ホーリーホック」の選手と、マスコットキャラクターのホーリーくんです。ブックエース川又書店では今年3月から、水戸ホーリーホックとのコラボレーションを行っています。試合の日には書店員さんがユニフォームを着用するほか、オリジナルデザインのブックカバーがもらえたり、サイン会が行われたり、売上金の一部をチームに寄付したりと、フィールドの外でもチームを応援しています。
また、水戸市の教育委員会とタッグを組んで、子ども向けのキャンペーンも行っています。夏休み期間には、小学生の子どもたちがお気に入りの一冊に出会うまでのサポートをするため、読書マラソンを実施しました。エントリー方法は、お店でスタンプカードを受け取るだけ。読んだ本の感想カードをお店に提出するとスタンプがもらえ、その数に応じてブックエースのお買い物券に交換できるという仕組みです。たくさん本を読んで好きな本を見つけて、自分でためたスタンプでまた好きな本を買えるなんて、素敵な取り組みですよね。
さらに探しあそびや塗り絵など、小さな子ども向けのイベントも行っています。
いかがでしたか?魅力度ランキングは最下位でも、住んでいる人々にとってはあたたかくて大切な場所。県外の方も、茨城県にお越しの際はぜひ本屋さんを覗いてみてください。
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