『戦争を仕掛けた中国になぜ謝らなければならないのだ!』茂木弘道著

レビュー

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

『戦争を仕掛けた中国になぜ謝らなければならないのだ!』茂木弘道著

[レビュアー] 産経新聞社

 日本と中国の過去の戦争というと、“日本が侵略した”前提でなされる見解が多い。本書は中国側が仕掛けた戦争であることを、証拠資料を挙げて一つ一つ説明している。

 証拠資料や記事によって論を展開。ブックレットなので内容はコンパクトにまとめられ、年表や地図で戦争の状況がよく分かる。立命館大の北村稔名誉教授は「随所に従来の歴史認識を覆す新鮮な指摘がある」と評する。

 著者はあとがきで「ウソが通れば真実が引っ込むような暗黒世界はまっぴら」と書く。日中戦争の全体像を知るのに役立ちそうだ。(自由社・500円+税)

産経新聞
2015年11月15日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク