『神戸、書いてどうなるのか』安田謙一著

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神戸、書いてどうなるのか

『神戸、書いてどうなるのか』

著者
安田謙一 [著]
出版社
ぴあ
ISBN
9784835628530
発売日
2015/11/26
価格
1,650円(税込)

『神戸、書いてどうなるのか』安田謙一著

[レビュアー] 産経新聞社

 冒頭に出てくる「カレーそば」の書き口に引き込まれる。〈味は好みなのだが、食べるたびに、自分で自分に好みだと思い込ませているような気もする〉。神戸生まれの“ロック漫筆家”によるエッセー集。約800字、見開きで読み切りの短文が並ぶ。食べもの、面白い店たち、町歩きの話、神戸に関係する本や映画のこと、知人とのエピソードなど、半世紀近く暮らす町のあれこれを、軽妙に切り取っていく。音楽と神戸に詳しかったら面白さは倍増するだろうが、そうでなくてもぜひ。私も地元を歩き直してみようかな-。そんな気分になれるから。(ぴあ・1500円+税)

産経新聞
2015年12月13日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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