『未来の学力は「親子の古典音読」で決まる!』松永暢史著

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『未来の学力は「親子の古典音読」で決まる!』松永暢史著

[レビュアー] 産経新聞社

 著者は“カリスマ塾講師”として知られ、自然体験や音読法などを活用したユニークな教育法を提言している。「国語力が上がれば他の教科も伸びる」というのが持論だ。そして国語力を伸ばすには、「徒然草」「枕草子」といった日本の古典文学を一音、一音区切って大きな声を出して読む(音読)のが効果的。意味よりもリズムを感じることだという。

 大事なのは、書かれた年代が古い順に読んでゆくこと。日本語が磨かれてゆく過程を実感できるからだ。親子一緒に音読すれば、効果は3倍増というから、久しぶりに学生気分に戻ってみますか。(ワニ・プラス・1300円+税)

産経新聞
2016年1月3日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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