踊ることが、すさんだ私を「無」にしてくれた-。喧嘩(けんか)に明け暮れていた不良少女が、地元の高知を発祥とした「よさこい鳴子踊り」と出合い、夢に向かって前進していくさまを描いた一冊。
著者は一般財団法人ドリーム夜さ来い祭りグローバル振興財団を設立し、よさこい祭りの普及に情熱を傾ける“踊り子”。東京・お台場で始めたドリーム夜さ来い祭りは「東京の顔」として定着し、米ニューヨークのタイムズスクエアで単独公演を成功させた。
ゼロから起こす力にあきらめる勇気はない。反発心の鍛え方、意地の張り方があるとも教える。(幻冬舎・1200円+税)
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2016年1月24日 掲載
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