落語家の立川志らくさん(52)が2月11日に放送された「林修・世界の名著」に出演し、『ゴッドファーザー』マリオ・プーゾォ著(早川書房)を紹介した。志らくさんは立川一門をマフィアの一家に例え、師匠の故・立川談志さんを『ゴッドファーザー』に登場するマフィアのボス、ドン・コルレオーネのようだったと語った。
『ゴッドファーザー』はニューヨークを舞台にマフィアの世界を描いた世界的名著。三部作の映画にもなり、志らくさんは中学生時代に映画を見て衝撃を受け、小説に手を伸ばした。小説の世界にどっぷりとはまってしまい、そのころの将来の夢は「海を渡ってNYで五大ファミリーに入る」ことだったと語り、親や教師を戸惑わせたと明かした。志らくさんは落語家となってから、洋画のストーリーを江戸時代の落語の世界に置き換え翻案し、“シネマ落語”として演じているが『ゴッドファーザー』も映画と同じく三部作で演じたという。
番組司会の林修さん(50)は「僕は一人が好き、仲間とかファミリーとかで熱く結び付くのが大嫌い」と告白するも、志らくさんの所属する落語の一門はマフィアのファミリーのようだと分析した。志らくさんは一門の面々を『ゴッドファーザー』の登場人物で言うならば、談志がドン、コルレオーネ家の三兄弟が立川志の輔(62)、立川談春(49)、志らくだとあてはめた。ドンの死後ファミリーを裏切った男テッシオのような奴はいませんか?との林先生の問いに「立川一門の裏切り者は……名前はあげませんが、いるんですよ」と言葉を濁した。
「林修・世界の名著」はBS-TBSにて毎週木曜日よる11:00から放送中。
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