作家・高橋源一郎「豚に負けないように頑張るしかない」変態チックな豚に嫉妬

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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 作家の高橋源一郎(65)さんが、司会を務めるNHKラジオ第1の「すっぴん!」(2月19日放送)のコーナー「源ちゃんのゲンダイ国語」で『ロースおじさんのとんかつQ&Aその悩み、豚に相談した?』ロースおじさん[著](一迅社)を紹介した。同書はホームページ作成サービスの広報ブログに寄せられた悩みに、「豚」が回答するという前代未聞の悩み相談コーナーを書籍化したもの。自身も人生相談の回答者をしている高橋さんは「この豚の人生相談のレベルはスペシャル高いですよ」と絶賛した。

■変態チックな豚の回答に感心

 同書の回答者「ロースおじさん」は「豚」である。しかも変態チックな趣味をもち、よろしくない過去もある問題の多い豚。それでいて豚とは思えない幅広い知識と知恵がある。ある相談者からの「もてたい」という悩みに対し、ロースおじさんは、自分がどんな存在か自分の言葉で語れることがモテと繋がっている。そして自分がなぜもてたいのかよく考えよう、モテたいということと自分がどんな人間になりたいかということは切っても切り離せない、と深い回答。知性を感じさせる回答には続きがあり、結局おじさんは自分と同じレベルのものにもてようと決めたと続ける。そして顔から皮脂がたくさんでるので「顔ダニ」からモテるようになったと自虐的なウィットをきかせる。哲学的な言葉にゲームやアダルトビデオに関する知識を絡ませ、ウィットに富んだ回答を連発するその姿に、高橋さんは「自分も人生相談やってるけどこの豚は力量がある」と賞賛した。

■下から目線の人生相談

 高橋さんは昔の人生相談はエラい学者などが、上から目線で教えてあげるという立場でやっていたと解説。そしてだんだんと相談者も回答者も変わりないよねというレベルまで落ちてきていたが、ついに相談者より回答者のほうが下のレベルになってしまった。これからの相談はこれですよ、いいですねえ、と新しい形の悩み相談に賛辞を贈った。「豚に負けないように頑張るしかない」と意気込む高橋さんに対し、アナウンサーの藤井彩子(46)さんは「おじさんのいい加減な関西弁が気になるなあ」とアナウンサーならではの苦言を呈したものの、その深い回答に感心しきりの様子だった。

「すっぴん!」はNHKラジオ第1放送にて月曜から金曜8:05から日替わりのパーソナリティーで放送中。高橋源一郎さんは金曜日を担当している。

Book Bang編集部

Book Bang編集部
2016年2月22日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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