日本はスタートアップ企業にとって恵まれた環境 起業家20人のリアルから浮き彫りになった事実

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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 2月21日、NHKラジオ第1「マイあさラジオ」のコーナー「著者に聞きたい本のツボ」にて、スタートアップについての著書で評判のケイシー・ウォールさんが、日本のスタートアップ企業は恵まれていると話した。

 この日の番組ではケイシーさんの著書『新装版 未来をつくる起業家 ~日本発スタートアップの失敗と成功 20ストーリー~』(クロスメディア・パブリッシング)を取り上げた。ケイシーさんは1978年アメリカ生まれ。人材紹介会社や投資会社を経営し、東京・サンフランシスコ・ベルリンを拠点に優秀な人材を企業に紹介。またエンジェル投資も行っている。同書は日本人IT起業家20人を取り上げ、彼らが成功した理由に迫った一作だ。
 
 ケイシーさんは、日本の未来を考えると、既に成功したソニーやトヨタはこれ以上大きくなれない、日本が成長するためにはスタートアップの数が増えることが重要だと語った。そして番組では未来を作る起業家たちが同書の中で語った言葉を紹介した。

「アイデアなんて全然重要じゃない」

「今の時代会えない人はいない」

「伝統的な日本の仕事の仕方はストレスフルでクールではない」

「起業は二人が一番成功しやすい」

「自分だけが金持ちになっても楽しくない、搾取では上手く行かない」

 などの言葉を取り上げ、スタートアップ起業家たちの大胆な勇気やスピード感を解説した。また彼らは数々の失敗をしながらも日本はチャンスのある国だと評価している理由にも触れた。

「海外のIT企業が日本市場では失敗している。参入しても5割以上が2年以内に撤退している。言葉や文化の高い壁が日本を守り、日本人が作ったサービスが成功している。そして日本の人口もマーケットとして魅力。英語を使う人口の少ない国(シンガポールなど)から日本は羨ましがられている。また日本のビジネス業界は上手く行っていないところ(ビジネス的な課題)がいっぱいある」とスタートアップが育ちやすい日本の状況を解説した。

 NHKラジオ第1「マイあさラジオ」のコーナー「著者に聞きたい本のツボ」は毎週日曜6時40分ごろに放送。聞き手は野口博康さん。

Book Bang編集部
2016年2月27日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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