平岩弓枝「キャラクターを殺していたら、お前の家に火をつけてやる」熱烈なファンの存在を明かす

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 1973年に連載を開始した平岩弓枝さんの「御宿かわせみ」シリーズ。先ごろその続編である、「新・御宿かわせみ」シリーズの最新刊『お伊勢まいり』(文藝春秋)が発売された。作者の平岩さんが2月26日に放送されたBS11の番組「宮崎美子のすずらん本屋堂」に出演し、シリーズ累計1700万部を誇る大人気シリーズの続編ならではの苦労を語った。

 「新・御宿かわせみ」シリーズでは「御宿かわせみ」で主役を務めていた剣の達人の与力「神林東吾」は失踪してしまっている。それに関し平岩さんは熱心なファンから「もし東吾を殺していたなら、お前の家に火をつけてやる」とまで言われたと明かした。また準主役であった「畝源三郎」も物語上では暗殺されており、「これはずいぶん叱られました」と語った。主要なキャラクター二人に対し「こんな思い切ったことをされたのはどうしてですか?」と番組MCの宮崎美子さんが問うと、「あまり年を取った二人はなんかイメージではない、と言われましてね」とこちらもファンの要請であったことも明かした。

 同番組には2013年に話題となった『教場』(小学館)の作者・長岡弘樹さんも登場。待望の続編『教場2』は前作よりさらに取材を重ね、リアリティーを増したと語った長岡さん。また長岡さんの今後の予定は「教場シリーズ」に登場する強烈なキャラクター「風間教官」を主人公としたスピンオフを書いてゆくと明かされた。

 「宮崎美子のすずらん本屋堂」はBS11にて毎週金曜日よる10:00から放送中。

Book Bang編集部
2016年3月2日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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