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- 断片的なものの社会学
- 価格:1,716円(税込)
「紀伊國屋じんぶん大賞2016」の大賞に選ばれた『断片的なものの社会学』の著者・岸政彦さんと社会学者の上野千鶴子さんの講演会が4月18日(月)に紀伊國屋サザンシアターにて催されます。
フェミニズムはあくまでも、「この世でわりを食った、差別をうけた、弱者の立場にたつ人々」の思想であったと上野さんは言います。
『断片的なものの社会学』の著者である岸政彦さんも、そのような人びとへの聞き取りを続けてきました。そして、さまざまな矛盾や非対称性のなかで、それでも必死で生き延びようとする人びとの「存在の仕方」を提示する本を書きました。
「現実の方が想像力よりつねに豊かだ」と考え、他人のもとに駆けつける社会学者であるお二人に、「生き延びるための社会学」を語っていただきます。
■日時:2016/4/18日(月)19:00~
■会場:紀伊國屋サザンシアター(紀伊國屋書店新宿南店7F)
https://www.kinokuniya.co.jp/c/label/20160304143000.html
岸政彦(きし・まさひこ)
1967年生まれ。社会学者。大阪市立大学大学院文学研究科単位取得退学。博士(文学)。龍谷大学社会学部教員。研究テーマは沖縄、被差別部落、生活史。著書に『同化と他者化──戦後沖縄の本土就職者たち』(ナカニシヤ出版、2013年)、『街の人生』(勁草書房、2014年)など。
上野千鶴子(うえの・ちづこ)
社会学者・立命館大学特別招聘教授・東京大学名誉教授・認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。1948年富山県生まれ。京都大学大学院社会学博士課程修了。専門は女性学、ジェンダー研究。高齢者の介護問題にも関わっている。1994年『近代家族の成立と終焉』(岩波書店)でサントリー学芸賞受賞。2012年度、朝日賞受賞。著書多数。近刊に『おひとりさまの最期』(朝日新聞出版)、最新刊に『上野千鶴子のサバイバル語録』(文藝春秋社)。
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2016年4月1日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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