アンジャッシュ児嶋が挑戦「薔薇」「憂鬱」「蘊蓄」難読漢字を一度書くだけで覚え、一生忘れない記憶法

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 4月より始まったTV東京の新番組「○○式って効くの?」4月12日放送回で「一回書くだけで一生忘れない記憶法」と「一週間でピアノが弾けるようになる方法」が検証された。この番組は怪しいタイトルで驚きの効果をうたう「HOW TO本」の著者を直撃し、その効果を徹底検証する番組だ。

 今回リポーターのアンジャッシュ児嶋一哉さん(43)が検証したのは次の二冊。

『世界最速「超」記憶法』津川博義[著](講談社)
『「エリーゼのために」7日間で弾く!必ず弾ける!: 大人のピアノ ピアノで弾きたい曲』梶原厚美[著](ピアノレシピ)

■難しい部分にマルをつける

『世界最速「超」記憶法』の津川さんは自身の記憶法を「ノーベル賞級」だと紹介し、難読漢字「薔薇」を題材に児嶋さんに記憶法をレクチャーした。薔薇は植物なので、両方の漢字に草冠がついている。これを理解していれば草冠は一生忘れない。そして「薔」の下は「回」だけなので簡単。難しいのは「土」と「人」二つが組み合わさっている部分。土に人人の部分だけにマルをつけ、そこだけ覚える。一番忘れやすい部分にマルをつけるのがこの記憶法のポイントだ。同様に「薇」の字は「微笑」の「微」に似ているが「山」の下に横棒が一本入っている。そこだけが難しいのでそこにマルをつけ覚える。そして児嶋さんが書けるようになっているかをテストしてみると、見事に正解。その後も漢字検定上級の「憂鬱」や「醤油」「贅沢」「蘊蓄」などの覚え方をレクチャーした。そして10日後、本当に忘れていないのかがテストされた。結果、児嶋さんは「薔薇」は完璧に覚えており、その他の難読漢字についても5個中3個が正解。ただ間違いといってもケアレスミス程度で児嶋さんも驚くほど身についていた。

■思い出すきっかけだけを覚える

 この記憶法の提唱者津川さんは元塾講師で、30年にわたり小学生から社会人まで独自の記憶法を基に学習指導を行ってきた人物だ。その記憶法のポイントを「全部の漢字を覚えると、何十回やっても右から左」「繰り返し練習すると瞬間的に忘れてしまう」と解説し、覚えるから忘れるのだという津川さんの考え方が紹介された。また人間の脳は見た瞬間にある程度記憶できているので、マルをつけた一か所だけを覚えるのは「思い出すきっかけ」だけを覚えることだと解説した。またこの記憶法は英語や地図などでも効果を発揮するという。スタジオMCの竹山隆範さん(45)は「これはいいわ」と話し、この本に「○○○(満点)」をつけた。

■一週間でピアノは……

 同書についてネット上では「短期的には有効」「知っておいて損はない」「目からウロコでした」などおおむね好意的な評価が並んでいる。また『「エリーゼのために」7日間で弾く!必ず弾ける!: 大人のピアノ ピアノで弾きたい曲』は視聴者が挑戦し、拙いながらもなんとか弾き終わる事に成功し、竹山さんは「○」をつけた。

 「○○式って効くの?」は毎週火曜(月曜深夜)0時12分からTV東京にて放送中。

Book Bang編集部
2016年4月15日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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