谷原章介「人のかさぶたをむく行為は好きじゃない」過熱する週刊誌報道に苦言
テレビ・ラジオで取り上げられた本
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- スクープのたまご
- 価格:1,760円(税込)
5月14日放送のTBS「王様のブランチ」のブックコーナーでスクープを追う週刊誌記者を描いた『スクープのたまご』大崎梢[著](文藝春秋)が特集された。週刊誌のスクープ報道に対し番組MCの谷原章介さん(43)が厳しい言葉を述べた。
■週刊文春デスクが登場
『スクープのたまご』は週刊誌の編集部を舞台にしたお仕事小説。番組には「週刊文春」の現役デスクが登場し、スクープ連発の裏側を語った。VTR隅の小窓(ワイプ)にはその様子を険しい表情で見つめる谷原さんや新川優愛さん(22)らが映っていた。
■かさぶたをむくような行為は好きじゃない
VTR明けのスタジオでは谷原さんが、「僕自身襟を正さなければと思いますけど」と前置きし、「感覚だったり、いい悪いの判断って時代で変わっていくじゃないですか。そういった意味で事実と真実は違うと思うんですよ。事実は側面。実際あったことかもしれませんが、色々な真実がそこから切り取ることができますから」と持論を展開した。そして「人のかさぶたをむくような行為は、僕はあんまり好きじゃない。正直」と力を込めて語った。
番組解説者で早稲田大学文学学術院准教授の市川真人さんは「主人公はそこをすごく悩むんですよね。こんなことやっていいのか、いけないのかということを若い新人が悩みながら成長していく」と解説した。それを受け谷原さんも「そこをきちんと持っているというのは、報道に携わっている方としてホント大事だと思います」
■谷原さんに賞賛の声
ネット上では「谷原さんよく言った! 気骨がある」や「谷原さんの言うとおり」「谷原さんハンサム!」など過熱する報道に対しはっきりと苦言を呈した谷原さんの姿勢に、賛同のコメントが上がっている。
また「BOOK TOPICS」のコーナーでは絵本『文房具のやすみじかん』土橋正[著]小池壮太[イラスト](福音館書店)が紹介された。
「王様のブランチ」はTBSにて毎週土曜日9:30から放送中。
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