戌井昭人「新潮読書クラブ〈第八回 チャールズ・ブコウスキー『町でいちばんの美女』〉」

イベント

2
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

【新潮読書クラブ】は、新潮社のオフィシャル読書会です。毎回バラエティ豊かな「本読み」のゲストと、新潮社の棚が誇る名作や話題作を、一緒に読んでみませんか?

第八回の課題図書は、チャールズ・ブコウスキーの『町でいちばんの美女』(新潮文庫)です。

描かれているのは、酒と女と虚無(あるいは狂気)。ひたすら猥雑で下品、中年の酔いどれ作家やダウンタウンに生きる男女にはなんの希望も救いもない……パルプ・フィクション(B級小説)すれすれの内容ながら、アメリカ人作家チャールズ・ブコウスキーの『町でいちばんの美女』は文字通りカルト的な人気を集め、熱烈なフォロワーを生んできました。愛、暴力、悲哀……読めば読むほど、さまざまな味わいや魅力が立ち現れる、摩訶不思議な作品世界とパンクな作家について語り明かす一夜です。

今回の “一緒に読む人”は『まずいスープ』『すっぽん心中』などの著者で、今春、安田顕・麻生久美子らの出演で『俳優・亀岡拓次』が映画化され話題を呼んだ小説家の戌井昭人さん。ブコウスキーの魅力は「キュートなところ」だと戌井さんは言います。また、「酒やセックスに溺れ、ボロボロになりながらも、太く、しぶとく生きてるところが魅力的。フー天の放浪者なんだけど『路上』のジャック・ケルアックみたいな疾走感でなく、町をぶらついているといった感じで、自分もそこが好きです」とも。

聞き手は、この本の単行本の担当編集者で、日本におけるブコウスキー・ブームの火付け役でもある、「新潮」編集長の矢野優です。今年2月にlakaguのsokoで展開された「愛の本」フェアの一冊として本書をセレクトした矢野は、「何度読んでも泣ける」という意外な(?)メッセージを寄せています。

かつてこの本に魅せられた方、この読書会をきっかけに初めてページをめくる方、どんな方でもお気軽にご参加ください。新潮読書クラブでは、新しい出会いをご用意してお待ちしております。

(進行:『新潮』編集長 矢野優)

■日時:2016年5月31日(火) 19:00~20:30
■会場:la kagu(ラカグ)2F レクチャースペースsoko
http://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01c9aby5wpd8.html

戌井昭人(いぬい・あきと)
作家。1971年、東京都生まれ。パフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」で脚本と出演をつとめる。2008年より小説も発表し、2014年には『すっぽん心中』(新潮社)所収の同題作で川端康成文学賞受賞。著書は他に『まずいスープ』『ひっ』(ともに新潮社)、『どろにやいと』(講談社)など。

2016年5月16日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

  • このエントリーをはてなブックマークに追加