双子を出産した女優の杏 胎児の成長を撮影した写真集を紹介

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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 5月16日に双子の出産を発表した女優の杏さん(30)がMCを務めるJ-WAVEの番組「BOOK BAR」で、胎内の赤ちゃんの様子を写した写真集を紹介した。5月22日に放送されたこの番組は事前収録されたものだが、リスナーからの祝福が多数届く温かい放送となった。

■杏さんおめでとう

 番組冒頭でナビゲーター大倉眞一郎さんが、杏さんの出産を報告し、番組に届いたリスナーからの祝福のお便りを読み上げた。双子を育てるリスナーから「周りの人の力も借りて」とのアドバイスや「BOOK BARで声を聞けるのを楽しみにしてます」など温かいメッセージが多数届いていた。大倉さんはこうなることを予想して事前に録音をしていたと明かし、そこからは事前収録された番組がはじまった。

■母親の胎内で成長する胎児を記録

 この日杏さんは偶然にも受精から誕生までの胎児の成長を撮影した『A Child is Born 赤ちゃんの誕生』レナルト・ニルソン[写真](あすなろ書房)を紹介。受精から細胞分裂し、身体が出来上がり、人間らしい姿に成長してゆく胎児。その過程を特集な手法で撮影し記録した一冊だ。

 産院で撮影してもらうエコーの写真は後で見るとよくわからないと杏さん。しかしこの本に写しだされた胎児の様子は「ここまで撮れるのって?」と言葉にならないほどの写真だという。この写真集の初版は1965年。そこから撮影技術が進化する度に版を重ね、この3月についに「最終版」が出版された。そこに写ったに精巧な生命の誕生の過程に、杏さんは「これがお母さんの胎内で起こっていることなんだ、すごいもんだなあ」と感じ入った様子だった。

■駅近「道の駅」の麺類のみを紹介

 大倉さんは『鉄道旅で「道の駅“ご当地麺”」』鈴木弘毅 [著](交通新聞社)を紹介。著者の鈴木さんは旅にまつわるB級要素を研究し尽くした「旅のスピンオフ・ライター」。鉄道の駅から徒歩10分圏内の「道の駅」を巡り、そこで食べた麺類だけを紹介している一冊。66箇所の道の駅が紹介されており、大倉さんは「どれもすっごく美味しそう」で、地方ごとにうまくまとめて書いてあるので調べやすい、と本のつくりにも賛意を表した。

 そして今週から3週に亘り登場するゲストのバンド・空想委員会の三浦隆一さんが『ミュージシャンになる方法』加茂啓太郎[著](青弓社)を紹介。また下北沢の書店B&B店長の寺島さやかさんが『世界一おいしい火山の本 チョコやココアで噴火実験』林信太郎[著](小峰書店)を紹介した。

BOOK BAR」はJ-WAVEにて毎週日曜0時(土曜深夜)から放送中。

BookBang編集部

Book Bang編集部
2016年5月24日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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