「5時に夢中!」にジョディ・フォスター生出演! 「ふかわさんだまってて」とツッコミも

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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 TOKYO MXの情報番組「5時に夢中!」の人気コーナー「中瀬親方のエンタメ番付」が6月2日に放送された。同コーナーはエンタメ全般に造詣の深い、新潮社出版部部長の中瀬ゆかりさんが毎月感銘を受けたエンタメベスト3を発表するコーナー。この日はなんとハリウッド女優のジョディ・フォスターさん(53)が生出演を果たし、映画「マネーモンスター」をPRした。

■ジョディ・フォスター登場!

 この日番組は冒頭からジョディ・フォスター生出演に一同半信半疑の様子。番組半ばで中瀬さんのコーナーがはじまりジョディ・フォスター監督の「マネーモンスター」を紹介。同作は緊迫感に満ちたクライム・サスペンス。財テク番組「マネーモンスター」の生放送を一人の男がジャックする。その男は番組で薦められた株を買い全財産を失っていた。その復讐のためにジョージ・クルーニー(55)演じる番組MCを人質にとり自分をハメた株式のからくりを明かすように迫るというストーリー。中瀬さんは主演のジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツ(48)のプロフェッショナルな演技に「プロの凄さを思い知らされた。ジョディ・フォスター監督はたいへんな才女だと認識させられました」と評した。

1ジョディ・フォスターさん

 そこでMCのふかわりょうさん(41)が「ちょっと気になったんですけど、カンペ出してる方ちょっとおかしくないですか? こんなADさんいないですよね?」とカメラを向けると、ジョディ・フォスターさんが「3分前」と書かれたカンペをもって番組ADのように登場した。

 出演者一同騒然としながらフォスターさんを迎え入れ、「マネーモンスター」について話を聞いた。フォスターさんは「監督として4作目だが、今までの中で一番スリリングだし、一般の方が楽しめる作品」と自作について語った。また映画の中と同様に生放送の「5時に夢中!」スタジオの雰囲気はどうですか、と問われ、出演者を見ながら「素敵な方々にみえる。もしかしたらトラブルを運んでくる人もいるかも」との回答でスタジオを爆笑させた。スタジオを去る際にも「ふかわさんだまってて」とカンペを出すなど気さくな人柄がにじみ出ていた。

■佐村河内守氏を追ったドキュメタリー映画

 この日中瀬さんがお薦めしたエンタメ作品は「マネーモンスター」以外に以下の三作品。

関脇(第3位)漫画『僕たちがやりました』荒木光[著]金城宗幸[原作](講談社)

 青春漫画の様相が突然恐ろしい展開に陥る一作。中瀬さんは「とにかく4巻まで一気読み、ものすごく面白い。今日に満足している若い人たちの“そこそこ”という感覚にも考えさせられる面白い漫画」と薦めた。

大関(第2位)新書『言ってはいけない』橘玲[著](新潮社)

 この世の中には証明されてはいるが、言ってはいけないことがある。同書にはそのような普段は触れてはいけない遺伝や美貌格差、教育など不愉快な真実が提示されており、中瀬さんは「読んでいてヒリつく。最新の進化論、遺伝学、脳科学の知識から残酷すぎる真実を書いていて、飛ぶように売れている。自分が該当してゾクっとすることもある」とホラーな部分もあると恐れながら紹介した。

横綱(第1位)映画「FAKE」森達也[監督] 6月4日より公開。

 2014年「ゴーストライター騒動」で話題となった佐村河内氏の素顔に迫ったドキュメンタリー映画。佐村河内氏だけではなく彼の奥さんも登場し、中瀬さんは「奥さまがすごい。何が真実か考えさせられる中で、奥さんの存在に鷲掴みにされる自分がいた」と感想を述べた。そして「最後の12分間でとんでもないことが起こり、滂沱の涙を流してしまった」と衝撃的なラストであることを示唆し、「絶対見て損のないドキュメンタリー」と絶賛した。

2「FAKE」公式サイトより

5時に夢中!」はTOKYO MXにて毎週月曜から金曜夕方5:00より放送中。木曜はメインMCにふかわりょう。アシスタントは上田まりえ。コメンテーターに岩井志麻子、中瀬ゆかり。

BookBang編集部

Book Bang編集部
2016年6月3日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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