世界を動かすトップリーダーたちに共通することとは? (photo by 写真AC)
『世界を動かすリーダーは何を学び、どう考え、何をしてきたのか?』(D. マイケル・リンゼイ/M.G.ヘイガー著、バートン久美子訳)は、さまざまな分野で活躍するアメリカ各界のリーダー550人に行なった膨大なインタビューをもとに、その生まれ、育ち、学び方や成長過程、さらには思考と行動の原則など「リーダーたちの実像」に迫った一冊だ。
対象となったリーダーたちの事業分野やバックグラウンド、目指す目標は多様で、その内訳は250人のCEO、米連邦政府機関のトップたち、名門大学など非営利団体の代表者 100人以上、といったもの。そのレポートには、超大国アメリカの、ときには世界をも動かしてしまうほどの影響力を持つリーダーに私たちが抱くイメージとは少し違う、意外な素顔が映し出されている。
彼らはどんな教育を受け、何を考えて行動し、いかにしてトップリーダーになりえたのか。
-
- 世界を動かすリーダーは何を学び、どう考え、何をしてきたのか?
- 価格:1,870円(税込)
中流階級の出身者が59%
「親の学歴や収入が子どもの学力に影響する場合が多い」「経済的格差は次世代に連鎖しやすい」といった議論を聞くことが多い私たちは、トップリーダーたちに対して「彼らはきっと、非常に恵まれた家庭で育ったのに違いない」と思いがちだ。しかし著者の取材によればそれは正しくなく、並はずれて特別な環境で育ったリーダーはむしろ少数派で、ごくふつうの家庭の出身者が多いようだ。
“この研究でインタビューを行ったリーダーでは中流階級出身者が最も多い(59%)。”
(55ページより)
とはいえリーダーの多くは大学教育を受けていて、大学での学びや出会い、学生自治会やスポーツクラブなどでの活動が、のちにトップリーダーとなる重要な契機になっていることが共通している。
本書でも言及されている日本でもおなじみのスポーツ用品メーカー、アンダー・アーマーの創業者であるケビン・プランクがメリーランド大学で情熱を注いだのはアメリカン・フットボールだった。幼い頃から勉強が得意ではなかった彼だが、スポーツには人一倍熱心に取り組んでいたらしい。
この大学でのフットボール選手としての経歴が、彼のビジネスの世界での成功を早めたといって間違いない。練習での経験から、汗や水分を逃がすウェアを開発することを思 いついただけでなく、卒業後にNFLに入ったチームメイトや大学スポーツの競技連盟の用品担当マネジャーなど、当時関係を築いた人脈を非常に賢く利用し、のちの大成功のきっかけとしたのだった。
株式会社日本実業出版社のご案内
ビジネス書、教養書、実用書を中心とした書籍を出版している日本実業出版社の公式サイト。新刊情報を中心に、読者のみなさまに役立つ本の情報をお届けします。また著者インタビューやイベントレポートなど、書籍にまつわるここだけの話を特集・記事にてお読みいただけます。
関連ニュース
-
精神医学界のアイドルは高田純次? 最強の引き寄せ力を持つ「おめでたい人」|あの人の憧れの一冊 第2回
[ニュース/こんな本を読んできた/特集・インタビュー](自己啓発/倫理学・道徳)
2016/06/06 -
【手帖】学術系6文庫が共同フェア
[ニュース](外交・国際関係/哲学・思想/軍事/世界史/社会学/生物・バイオテクノロジー)
2016/01/21 -
「【上司】自分の提案を、横取りするか邪魔する人。」ビジネス用語の真意を解説した禁断の書が突如1位に!【新書・ベストセラー】
[ニュース](日本の小説・詩集/哲学・思想/経営・キャリア・MBA/ジャーナリズム/マスメディア)
2016/10/14 -
「センスがないから」はウソ。それはモノゴトを知らないだけだ――「質こそ量」の発想力トレーニングとは
[ニュース](産業研究)
2016/10/18 -
石角友愛『才能の見つけ方 天才の育て方』刊行記念イベント(ゲスト:本山勝寛)
[イベント/関東](経営・キャリア・MBA/妊娠・出産・子育て)
2016/07/04




























