-
- パスタは黒いお皿で出しなさい。 1%の人だけが知っている 飲食の行動心理学
- 価格:1,650円(税込)
開業・廃業の激しい飲食店業界。開店から3年以内に閉店する割合は4~7割程度と言われており、日々生き残りをかけた激しい競争が繰り広げられています。そのため各店は、原価率の低減や客単価の上昇をめざして様々なテクニックを駆使しています。
そこで使われているのが「行動心理学」。なかでも色彩は食欲に大きな影響を及ぼすことがわかっています。今回は、飲食店がお店を繁盛させるために実行している「行動心理学に基づく“色と食”の関係」を見てみましょう。
***
色が食欲に及ぼす力
色彩は、私たちの食に対するイメージに大きな影響を及ぼします。たとえば、トマトやお肉の「赤」、玉ねぎやみかんの「橙(オレンジ)」、パプリカやバナナの「黄色」など、これらの色は食欲をかきたてる作用があるため、私たちにおいしそうな印象を与えてくれます。
逆に、青や黒などは食欲を減退させる色と言われています。ソーダ味のアイスや黒豆など例外はありますが、日本ではあまり食べ物には使われていません。
この理由は、
・赤~橙~黄色などの暖色は人に興奮をもたらし、胃液などの分泌を活発化させる
・青~紫、黒などの寒色は、昂りを鎮める方向に働き、消化器官の働きを低下させる
ためといわれています。
ちなみに、「色と食欲に関する感覚」は国によって若干の違いがあると言われています。たとえば、日本人の感覚からすると青や紫、虹色のケーキは「毒々しい」 「なんかまずそう」といった感想をもつことがほどんどだと思います。しかし、アメリカではこうした派手なケーキが好まれています(参考:Google画像検索「派手なケーキ アメリカ」)。
人気の飲食店がこっそり使う「色のワザ」
繁盛している飲食店は、こうした色の効能を巧みに使っています。いくつか事例をみてみましょう。
株式会社日本実業出版社のご案内
ビジネス書、教養書、実用書を中心とした書籍を出版している日本実業出版社の公式サイト。新刊情報を中心に、読者のみなさまに役立つ本の情報をお届けします。また著者インタビューやイベントレポートなど、書籍にまつわるここだけの話を特集・記事にてお読みいただけます。
関連ニュース
-
日本はスタートアップ企業にとって恵まれた環境 起業家20人のリアルから浮き彫りになった事実
[ニュース/テレビ・ラジオで取り上げられた本](経営・キャリア・MBA)
2016/02/27 -
クリスマスに本を贈ろう 子供から青年までオススメの本5選
[ニュース/特集・インタビュー](コミック/絵本/マーケティング・セールス)
2015/12/22 -
【手帖】学術系6文庫が共同フェア
[リリース](外交・国際関係/哲学・思想/軍事/世界史/社会学/生物・バイオテクノロジー)
2016/01/21 -
「とと姉ちゃん」終了にあわせ、常子のエッセイモチーフ本が売れ行き好調【エッセイ・ベストセラー】
[ニュース](エッセー・随筆)
2016/10/07 -
ダイエットに失敗するのは誰のせい? 私たちは「習慣」に支配されている――よい習慣を身につけ、悪い習慣を断ち切ろう
[ニュース](自己啓発/倫理学・道徳)
2016/07/08