女優の杏「かかあ天下」報道に「心外」 一歩下がって夫を支える江戸時代の妻たちに共感

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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 女優の杏さん(30)とナビゲーターの大倉眞一郎さんが毎週1冊ずつ本を持ちより紹介するJ-WAVEの番組「BOOK BAR」。7月24日の放送で杏さんは昔ながらの日本人女性の姿は素敵だと語った。

■夫を陰ながら支える江戸時代の妻

 杏さんは「ちいさい、ちいさい花が咲いています」と『小説 日本婦道記』山本周五郎[著](新潮社)を紹介。 江戸時代の様々な武家の婦人を描いた短編集。厳しい武家の定めの中で、夫のため、子のために生き抜いた日本の妻や母の、清々しいまでの強靱さと、凜然たる美しさ、哀しさがあふれる感動的な作品。

 杏さんは「この時代の女性というと男性の陰に隠れて支えるというもので、今の女性からすると『ムリムリ』というような面もあるかもしれない」と現代の男女平等の価値観には合わないかもしれないが、「善と悪で分けるものではない。これはこれで支える女性も素敵だなと思った」と描かれた女性の美しい姿について語った。

■杏さんは「かかあ天下」?

 様々な形の夫婦の関係に話は及び、杏さん夫婦は「かかあ天下」のような報道をよくされるが、心外だと話した。「しっかりもののように報道されるが、脚色がすごい。そういう風に持っていこうとしてるだろ(笑)」と報じられているイメージは本意ではないと笑った。そして同書に登場するような「夫を一歩下がって支える女性を素敵だと思う部分も多いです」と強調した。

■ストーカー加害者は「自分が被害者」と語った

「私はストーカーになる可能性はあるんだろうか、と考え込んだ」と『ストーカー加害者:私から、逃げてください』 田淵俊彦[著]NNNドキュメント取材班[著](河出書房新社)を紹介した。

 同書はストーカー相談を行うNPO法人ヒューマニティ理事長の小早川明子とストーカー加害者のやりとりを追った番組から生まれた。小早川さんのところに相談に来るストーカー本人に話を聞き、その心の奥底に迫っている。一例として大倉さんがあげたのは裁判で判決が下ったあとでも「自分が被害者」と語るストーカーの心理。「全て解決策が提示されているとは思わないが、今何が起きているか知るには必読の書」だと薦めた。

 その日のゲストで作家・映画監督の森達也さんは『8割の人は自分の声が嫌い 心に届く声、伝わる声』山崎広子[著](KADOKAWA)を紹介。また三省堂書店の内田剛さんが『昭和のレトロパッケージ』初見健一[著](グラフィック社)を紹介した。

BOOK BAR」はJ-WAVEにて毎週日曜0時(土曜深夜)から放送中。

BookBang編集部

Book Bang編集部
2016年7月26日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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