植田圭輔主演決定！　累計712万部突破の妖怪ファンタジー「しゃばけ」ミュージカル化

　7月27日、新宿区神楽坂「la kagu」のレクチャースペースsokoにて、ミュージカル『しゃばけ』の上演決定と「しゃばけ」シリーズ最新刊『おおあたり』の発売を記念し、出演者の植田圭輔さん、藤原祐規さん、萩野崇さんによるトークイベントが行われた。イベントは2回に分けて行われ、詰めかけたファンを前に出演者が意気込みを語った。

■配役決定！

　ミュージカル『しゃばけ』は2017年1月に上演される。原作の「しゃばけ」シリーズは累計712万部を超える江戸時代を舞台としたファンタジー。著者は畠中恵さん。2001年に刊行がはじまり、現在までに15作品が刊行されている。2016年には吉川英治文庫賞を受賞し、テレビドラマや舞台、ラジオドラマ化もされている。ミュージカルは「しゃばけ」シリーズ15周年を記念して行われる。これまでに出演者の一部が発表されていたが、今回のイベントでは全出演者と配役が公開された。

若だんな（一太郎）：植田圭輔
佐助：滝川英治
仁吉：中村誠治郎
屏風のぞき：藤原祐規
栄吉：逢沢優
鈴彦姫：大平峻也
守狐：福井将太
暗夜：萩野崇
日限の親分：川下大洋

■萩野崇×藤原祐規

　イベントの1回目は藤原祐規さんと萩野崇さんが浴衣姿で登壇。2人は初対面ながらお互いの仕事はメディアを通して知っていたようで、イベント開始直後から冗談を言い合いながら打ち解けた様子。

　藤原さんは「役者・原作どちらのファンの方にも楽しんで頂けるような舞台にしたいと思っています。特に原作が素晴らしいので期待を裏切らないように楽しい舞台づくりをやっていきたいと思います。」と意気込みを語り、「萩野さんとも息ぴったりです！　年上の方と共演するのがすごく好きで」と錚々たる役者陣との共演を楽しみにしていた。

　萩野さんは「しゃばけの世界をこれからもっと小説を読んで楽しんでから、素晴らしい共演者の皆さんと、新年のスタートとして『いいな！』と思えるような素敵な作品にしたいと思う。期待していてください」と来年の上演が待ちきれない様子だった。

■藤原祐規×植田圭輔

　2回目は植田圭輔さんと藤原祐規さんが登壇。植田さんはミュージカル『しゃばけ』への出演が決まったとき周りの（原作の）「しゃばけ」好きな俳優の先輩、秋本奈緒美さんや合田雅吏さんなどから、「自分も出たい」と羨ましがられたと報告。2人は江戸時代を舞台とした和物でミュージカルはどのような構成になるかを楽しみにしていた。

　また植田さんは「しゃばけ」15周年とミュージカル上演決定を記念して作られた『おおあたり　記念版』の特典の朗読を収録した際に「朗読の経験がなかったので、タイトル部分をゆっくりいい感じの声でお願いしますと言われ、まあ心臓がバクバクした」と緊張したことを明かした。

　この回も2人は浴衣姿。植田さんは仕事が忙しく季節感が無くなってしまうと話し、「夏っぽいことがしたいので、仕事で浴衣が着られるのは嬉しい」と話した。そして2人は以前の舞台のメンバーといっしょにバーベキューを楽しんだことやゲームを楽しんでいることなど貴重なプライベートの素顔も明かされたイベントとなった。

　最後に植田さんは「テレビドラマなどでも見ていた『しゃばけ』15周年記念のミュージカルに関わらせて頂くのは真摯にありがたいことだと思っています。自分たちにしかできない『しゃばけ』を作りたいと思っています。作品を広めながら、自分たちのことも知ってもらいたい」と舞台にかける意気込みを語った。

『おおあたり　記念版』は植田圭輔さん、滝川英治さん、藤原祐規さんが『しゃばけ』第一章を朗読した「『しゃばけ』朗読ダウンロードカード」が付いてくる。朗読では3人がそれぞれ、三者三様の若だんな、妖怪たちを演じており違いが楽しめる。
また3人の和装姿のビジュアルが満載の「コラボ特製ブック」も付属。さらにコラボブックにスマートフォンをかざすと動画が見られる「AR Special動画」やチケットの先行発売に参加（抽選）できるなど特典が満載の一冊となっている。

　ミュージカル『しゃばけ』は紀伊国屋サザンシアターにて2017年1月19日（木）～28日（土）に公演。チケットの発売は『おおあたり　記念版』特別先行（抽選）2016年9月3日（土）12:00を皮切りに順次行われる。

ミュージカル「しゃばけ」公式ホームページ
http://www.clie.asia/shabamu/

「しゃばけ」シリーズ公式ホームページ「バーチャル長崎屋」
http://www.shinchosha.co.jp/shabake/