稲垣吾郎×蜷川実花 吾郎さんの妖艶な写真にファン騒然!
テレビ・ラジオで取り上げられた本
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- 蜷川実花になるまで
- 価格:572円(税込)
SMAPの稲垣吾郎さん(42)が司会を務める読書バラエティー「ゴロウ・デラックス」に8月5日、写真家の蜷川実花さん(43)が出演した。蜷川さん撮影による稲垣さんの妖艶な写真が披露され、吾郎ファン悶絶の放送となった。
■蜷川実花の色彩のルーツとは
この日取り上げられたのは蜷川さんの自叙伝『蜷川実花になるまで』(文藝春秋)。写真家デビューから21年。常に第一線で華やかな作品をつくり続けてきた蜷川さん。しかしその裏には様々な葛藤があった。クリエイターとして母親として、何を考えどんな行動を経て現在に至るのか。人生を振り返った一冊だ。
番組では同書の中から、蜷川さんが写真を撮ることを誰にも学んでいないことが、自身の作品のオリジナリティに繋がっていると述べた部分が朗読された。そして蜷川さんの作品の鮮やかな色彩のルーツも明らかにされた。父親の好きだった「おどろおどろしいモチーフ」や「アングラ的なドロっとした感じ」と、キルト作家の母親の作品のポップな色味。その2者が混ざったものが蜷川さんの源流となっているという。
蜷川さんが25歳のときに発表した写真集『17 9 ’97』(メタローグ)を見た稲垣さんは「この色彩とか、もう見たらわかる」と今と変わらない世界観が確立されていたことに感心していた。
■「蜷川幸雄の娘」から一個人へ
また演出家・蜷川幸雄の娘であるということが彼女を悩ませていたことも明かした。「ひとつぼ展」ではじめて入選した際「作家の皆さんこちらへどうぞ」と呼びかけられたときのことを、今だに鮮明に憶えているほど嬉しかったという。それまで「蜷川幸雄の娘」という立場がひたすらついてまわり、若い時期から自覚的に個人を意識して生きなければいけない環境にあったと語る。入選し、呼びかけられた瞬間にはじめて一個人として認めてもらった気がした、と当時の喜びを振り返った。
■スペシャルカバーへの想い
蜷川さんはこの夏、文春文庫の「夏の青春フェア2016」の5冊の文庫本のスペシャルカバーも手掛けている。
『対岸の彼女』角田光代[著]
『花の鎖』湊かなえ[著]
『地下の鳩』西加奈子[著]
『私の男』桜庭一樹[著]
『勝手にふるえてろ』綿矢りさ[著]
こうした本の表紙を手掛けることに関し「作家さんがずっと書いてきたことの最後のパッケージ」であり、読者が手に取るきっかけになる部分でもあるため「背筋を伸ばしながら、気合いを入れてやっている」と真摯な姿勢をあらわした。
■稲垣吾郎×蜷川実花
この日は特別に稲垣さんをモデルにテレビカメラの前での撮影が行われた。蜷川さんは男性のモデルを撮影する際「好みが写ってしまう」と告白し、今回の仕事を受けたのは「ゴロウちゃんに会いたいから」とはにかんだ。稲垣さんは撮影されながら「撮られてて不思議な安心感がある。シャッターのタイミングが心地いい」と楽しんでいた。
蜷川さん撮影の鮮やかな花々に埋もれた稲垣さんの写真は、ネット上でも大きな話題となった。番組放送中からTwitter上では「すごく妖艶!」「めちゃめちゃ素敵、写真集出してほしい」「セクシーすぎて呼吸困難」などのツイートが流れ、蜷川世界にぴったりの貴公子感にファンの心拍数の上昇が止まらない様子だった。蜷川さんも男性が花に埋もれるのは「誰でも似合うわけじゃない」と稲垣さんの魅力を語っていた。
「ゴロウ・デラックス」はTBSにて毎週木曜日深夜0:58から放送中。来週のゲストは能町みね子さん。
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