93歳の著者による“日本最高峰”の大人気エッセイ 【エッセイ・ベストセラー】

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 8月7日~14日のエッセイ売り上げランキング第1位は佐藤愛子さんの人気エッセイをまとめた『九十歳。何がめでたい』だった。2位はエッセイスト阿川佐和子さんが父親について書いた『強父論』。3位には伊集院静さんの人気シリーズ第6弾『不運と思うな。大人の流儀6 a genuine way of life』がランクインした。

1位『九十歳。何がめでたい』佐藤愛子[著](小学館)

『九十歳。何がめでたい』というタイトルには、佐藤愛子さん曰く「ヤケクソが籠っています」。2016年5月まで1年に渡って『女性セブン』に連載された大人気エッセイに加筆修正を加えたものです。大正12年生まれ、今年93歳になる佐藤さんは2014年、長い作家生活の集大成として『晩鐘』を書き上げました。一度は下ろした幕を再び上げて始まった連載『九十歳。何がめでたい』は、「暴れ猪」佐藤節が全開。自分の身体に次々に起こる「故障」を嘆き、時代の「進歩」を怒り、悩める年若い人たちを叱りながらも、あたたかく鼓舞しています。ぜひ日本最高峰の名エッセイをご堪能ください。(小学館ウェブサイトより抜粋)

2位『強父論』阿川佐和子[著](文藝春秋)

 阿川弘之氏が94歳で大往生されてから、今年八月で一年。娘佐和子が、強父語録とともに、父との62年間を振り返ります。「勉強なんかするな。学校へ行くな」……弘之氏は、特に娘は、勉強なんかしなくてもいいから、家でうまい食事を作れ、という主義でした。大学のテスト期間中も、サワコ嬢はお酌の相手をさせられたのでした。いまや絶滅寸前の、怖くて強い父親ぶりが存分に描かれます。(文藝春秋ウェブサイトより抜粋)

3位『不運と思うな。大人の流儀6 a genuine way of life』伊集院静[著](講談社)

 不運と思うな。誰しもがつらい時間と遭遇しているのが人生だ。それでも懸命に生きていけば必ず、君に光を与えてくれる。その時、君は、あの時間が不運だとは思わないはずだ。(講談社ウェブサイトより抜粋)140万部を突破した人気シリーズの第6弾。弟や前妻の夏目雅子さんとの死別を経験した伊集院さんが、不幸と出くわしたときの心構えを説いた、感動の一冊。

 4位以下は次の通り。

4位『【ポケット版】「暮しの手帖」とわたし』大橋鎭子[著](暮しの手帖社)

5位『黄色いマンション 黒い猫 (Switch library)』小泉今日子[著](スイッチパブリッシング)

6位『「私」を受け容れて生きる―父と母の娘―』末盛千枝子[著](新潮社)

7位『老いてますます明るい不良』嵐山光三郎[著](新講社)

8位『マスラオ礼賛』ヤマザキマリ[著](幻冬舎)

9位『すてきなあなたに よりぬき集』(暮しの手帖社)

10位『須賀敦子の手紙 1975―1997年 友人への55通』須賀敦子[著](つるとはな)

〈Amazon文芸書売り上げランキングより 集計期間8月15日~8月21日〉

BookBang編集部

Book Bang編集部
2016年8月27日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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