新海誠『君の名は。』関連4作品ランクインで文庫ランキングをKADOKAWAグループが独占!【文庫・ベストセラー】

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 9月4日~9月10日のAmazonの新書売り上げランキングが発表され、第1位は先週に引き続き、新海誠『小説 君の名は。』が獲得した。

 映画『君の名は。』大ヒットを受け、新海監督の著書も含め関連書籍4作品がランクイン。2位は『君の名は。』の主人公以外のキャラクターにスポットをあてた『君の名は。 Another Side:Earthbound』。3位は『魔法科高校の劣等生 (20) 南海騒擾編』がランクインした。

 今回『君の名は。』関連が4作ランクインとはいうものの、ランキング10作品全てがKADOKAWAグループの様々なレーベルのライトノベルで占められた。
11位以降も
11位『Re:ゼロから始める異世界生活9』長月達平[著](KADOKAWA/メディアファクトリー)
12位『OBSTACLEシリーズ 激突のヘクセンナハト (3)』川上稔[著](KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)
 と並んでおり、13位でようやく
13位『少しだけ、無理をして生きる』城山三郎[著](新潮社)
 が入りKADOKAWAグループの独占が止まる。

 この独占状態を作り出している要因は、ネット書店Amazonの強力なレコメンド能力も関係していると考えられる。Amazonはライトノベルの購入者に、同レーベル・同ジャンルで人気の文庫をお薦めし、併売することに成功している。その仕組みのなかではグループ内に角川文庫、角川スニーカー文庫、電撃文庫、MF文庫Jなど複数のレーベルを持つKADOKAWAの強みが最大限に発揮されているともいえよう。

1位『小説 君の名は。』新海誠[著](KADOKAWA/メディアファクトリー)

 山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は、自分が男の子になる夢を見る。見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。一報、東京で暮らす男子高校生・瀧も、山奥の町で自分が女子高校生になる夢を見る。やがて二人は夢の中で入れ替わっていることに気づくが――。出会うことのない二人の出逢いから、運命の歯車が動き出す。長編アニメーション『君の名は。』の、新海誠監督みずから執筆した原作小説。(KADOKAWAウェブサイトより)

2位『君の名は。 Another Side:Earthbound』加納新太[著](KADOKAWA/角川書店)

 田舎町の女子高校生・三葉と東京に暮らす男子高校生・瀧。出会うことのない二人が出逢うとき、少女と少年の物語が、いま動き出す。サブキャラクターたちを掘り下げる、スニーカー文庫だけの特別編。(KADOKAWAウェブサイトより)

3位『魔法科高校の劣等生 (20) 南海騒擾編』佐島勤[著](KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)

 全てを達観した兄と、彼に密かに想いを寄せる妹。二人が魔法科高校に入学したときから、その波乱の日々は幕開いた。(電撃文庫ウェブサイトより抜粋)累計3000万PVのWEB小説の文庫版。魔法科高校の卒業旅行を描いた第20弾。

 4位以下は次の通り。

4位『新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙』支倉凍砂[著](KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)

5位『狼と香辛料 (18) Spring Log』支倉凍砂[著](KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)

6位『はたらく魔王さま! 0-II』和ヶ原聡司[著](KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)

7位『ヘヴィーオブジェクト 一番小さな戦争』鎌池和馬[著](KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)

8位『小説 秒速5センチメートル』新海誠[著](KADOKAWA/メディアファクトリー)

9位『小説 言の葉の庭』新海誠[著](KADOKAWA/メディアファクトリー)

10位『ソードアート・オンライン (18) アリシゼーション・ラスティング』川原礫[著](KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)

Amazon文庫売り上げランキングより 集計期間9月4日~9月10日〉

BookBang編集部

Book Bang編集部
2016年9月17日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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