森信雄×大崎善生「村山聖という天才がいた」――『棋士という人生』(大崎善生編)刊行、映画『聖の青春』公開記念トークショー

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 将棋の天才といえばすぐに羽生善治の名前が頭に浮かぶと思いますが、かつて「東の羽生、西の村山」と並び称された天才棋士がいました。類まれな才能に恵まれながら、幼少時から難病に苦しみ、29歳の若さで早逝した村山聖(さとし)九段。その生涯を描いた感動のノンフィクション『聖の青春』が映画化され、主演・松山ケンイチの渾身の役作りが話題を呼んでいます。

 今回のイベントには、原作者でこのほど将棋エッセイのアンソロジー『棋士という人生』を編んだ作家の大崎善生さんと、村山九段の師匠の森信雄さんをお招きして、将棋一筋に生き抜いた村山聖の凄絶な人生と魅力あふれる人柄、そして素人には計り知れない「将棋指し」の世界について語り合っていただきます。

※トークショー終演後に、会場で本を買われた方を対象に、森さん、大崎さんのサイン会を行う予定です。なお、時間の都合上、サインはお一人さま各著者一冊ずつとさせていただきます。
※ご購入いただいたチケットは理由の如何を問わず、取替・変更・キャンセルはできません。ご了承ください。※開場は開演の30分前です。

■日時:2016年11月2日(水)19:00~20:30
■会場:la kagu(ラカグ)2F レクチャースペースsoko
■参加方法:http://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/016zhqyfy1m7.html

森信雄(もり・のぶお)
1952年愛媛県生まれ。高校卒業後、南口繁一九段に入門し、76年四段に昇段。80年、第11回新人王戦で優勝。詰将棋や次の一手の創作に定評があり、『逃れ将棋』『詰将棋一丁目三番地』など著書多数。村山聖九段をはじめ山崎隆之八段、糸谷哲郎八段、片上大輔六段など数多くの有望なプロ棋士を弟子として育て、関西将棋界の名伯楽と呼ばれている。

大崎善生(おおさき・よしお)
1957年札幌市生まれ。将棋雑誌の編集長を経て、2000年、デビュー作の『聖の青春』で新潮学芸賞、2001年『将棋の子』で講談社ノンフィクション賞を受賞。2002年には、初めての小説作品『パイロットフィッシュ』で吉川英治文学新人賞を受賞した。他の作品に『アジアンタムブルー』『ユーラシアの双子』『ロストデイズ』『赦す人 団鬼六伝』などがある。

2016年10月5日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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