「モヤさま」卒業効果! 狩野恵里アナの初エッセイ集がランクイン【エッセイ・ベストセラー】

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 10月16日~10月22日のAmazonのエッセイ売り上げランキングが発表され、第1位は佐藤愛子さんの人気エッセイをまとめた『九十歳。何がめでたい』が獲得した。

 第2位はモデルの栗原類さんの自伝『発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由』。第3位は産経新聞の元記者による『変見自在 朝日は今日も腹黒い』となった。

 4位以下で注目は7位にランクインした『半熟アナ』。著者はテレビ東京のアナウンサー狩野恵里さん。16日に人気バラエティ「モヤモヤさまぁ~ず2」の卒業スペシャルが放送され話題となった。「モヤさま」の現場でのトライ&エラーや、日々の中で見つけた仕事を充実させ毎日をポジティブにする秘訣が明かされる初のエッセイ集。狩野さんは産経新聞のインタビューに答え「私自身、襟を正すためにも、本を書いたという感じです」と語っている。

1位『九十歳。何がめでたい』佐藤愛子[著](小学館)

『九十歳。何がめでたい』というタイトルには、佐藤愛子さん曰く「ヤケクソが籠っています」。2016年5月まで1年に渡って『女性セブン』に連載された大人気エッセイに加筆修正を加えたものです。大正12年生まれ、今年93歳になる佐藤さんは2014年、長い作家生活の集大成として『晩鐘』を書き上げました。一度は下ろした幕を再び上げて始まった連載『九十歳。何がめでたい』は、「暴れ猪」佐藤節が全開。自分の身体に次々に起こる「故障」を嘆き、時代の「進歩」を怒り、悩める年若い人たちを叱りながらも、あたたかく鼓舞しています。ぜひ日本最高峰の名エッセイをご堪能ください。(小学館ウェブサイトより抜粋)

 Book Bangでは書店員さんによる書評が掲載されている。

ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂・書店員)レビュー

「怒りの書」と帯の紹介文にあります。確かに、文中「!」が頻出します。佐藤先生による「喝!」とでも言うべきエクスクラメーションマークが。 「進歩」した「文明社会」に対する違和感。「進歩」の代償として失われていく人の「情」、そんな世への嗟嘆。時にユーモアを交えつつ、「卒寿?ナニがめでてえ!」「いちいちうるせえ!」と弛んだ世の中を一喝する。そんな名エッセイ28編。…
https://www.bookbang.jp/review/article/517484

2位『発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由』栗原類[著](KADOKAWA)

 8歳で発達障害と診断された僕が、なぜ自分の才能を生かす場所をみつけて輝けるようになったのか。同じ障害がありながら、いつも僕を信じて導いてくれた母。そしてアメリカの「発達障害」に対するおおらかな環境と、学んだ英語が自信を持たせてくれたこと。されて嫌なことを人にはしないと決めた、人として愛される生き方など。ADDの特徴である衝動性を抑え、苦手なコミュ力を克服し、モデル・タレント・役者として歩んできたこれまでの道のりを語る。誰もが輝けるヒントがみつかる!(KADOKAWAウェブサイトより抜粋)

3位『変見自在 朝日は今日も腹黒い』髙山正之[著](新潮社)

 怒鳴る、威張るは当たり前。批判する相手には、殴り込みも厭わない。不勉強で思い込みが激しい。そんな記者が記事を書くとどうなるか―。常に対峙してきた著者だからこそ知る“あの新聞”のイヤらしさを一挙大放出!本日も反省の色ナシ。新聞界の「裸の王様」の実態を教えます!(新潮社ウェブサイトより)

 4位以下は次の通り。

4位『ここからは、オトナのはなし』LiLy[著](宝島社)

5位『蘇える変態』星野源[著](マガジンハウス)

6位『〆切本』夏目漱石他[著](左右社)

7位『半熟アナ』狩野恵里[著](KADOKAWA)

8位『ザ、コラム』小田嶋隆[著](晶文社)

9位『EARTH GYPSY(あーす・じぷしー)』Naho&Maho[著](TOブックス)

10位『強父論』阿川佐和子[著](文藝春秋)

Amazonエッセイ売り上げランキングより 集計期間10月16日~10月22日〉

BookBang編集部

Book Bang編集部
2016年10月28日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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