この7月より、弊社は日本文学振興会とともに「人生に、文学を」というメッセージのもと、あらためて「本を読むこと」、「文学に親しむこと」の素晴らしさを、広く世に訴えるプロジェクトを開始しています。今回のオープン講座はそのプロジェクトの一環として開催されます。
「人生に、文学を」オープン講座は、文学とリアルな人生との関わりについて、作家が語り、その意味を参加者とともに考える場です。
学生だけでなく、社会人、主婦、シニア層まで、さまざまなバックグラウンドを持った参加者との意見交換から、読書や授業だけでは得られない学びを得ることを目的としています。
文学は、人生と無関係なものではありません。大学という学びの場で、改めて文学とあなたの人生を見つめ直してみませんか。
なお、議論の内容を深めるため、参加者には、作家から事前に提示された「課題図書」を読んだ上でのご来場をお願いしています。
■日時:12月3日(土)
■会場:関西大学・梅田キャンパス
■受講料:無料
■参加方法:http://hon.bunshun.jp/articles/-/5351
講座1「小説の生まれる場所」
■講師:小川洋子さん
■日時:2016年12月3日 13:00~14:30
■課題図書:※必ずお読みの上、ご参加ください。
『ことり』[著]小川洋子(朝日文庫)
『はじまりは、歌だった つながりの進化生物学』[著]岡ノ谷一夫(朝日出版社)
■募集人数:50名
小川洋子さん
1962年、岡山県生まれ、早稲田大学第一文学部卒。
1988年『揚羽蝶が壊れる時』で海燕新人文学賞を受賞。1991年『妊娠カレンダー』で芥川賞受賞。主な著書に『やさしい訴え』『ホテル・アイリス』『沈黙博物館』『アンネ・フランクの記憶』『薬指の標本』『夜明けの縁をさ迷う人々』『猫を抱いて象と泳ぐ』等。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞を受賞。『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、2006年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞受賞。2013年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞する。2007年7月より芥川賞選考委員。
葉室麟さん
1951年、福岡県生まれ、西南学院大学文学部卒。
地方紙記者、ラジオニュースデスク等を経て、2005年『乾山晩愁』で歴史文学賞を受賞。2007年『銀漢の賦』で松本清張賞を受賞。2012年、『蜩ノ記』で直木三十五賞を受賞。現在、「文藝春秋」誌上で安政の大獄を主題に『大獄』を連載中。
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2016年11月7日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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