又吉・光浦・若林・カズレーザー「アメトーーク!」読書芸人が「読書芸人大賞2016」を発表!
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11月10日に放送されたテレビ朝日の番組「アメーーク!」で恒例の「読書芸人」企画が開催された。今回は「読書芸人大賞2016」と称し読書芸人が持ち寄った本の中から大賞が決定した。
今回読書芸人として登場したのは芥川賞作家でもあるピースの又吉直樹さん、オアシズの光浦靖子さん、オードリーの若林正恭さん、そして初登場となったメイプル超合金のカズレーザーさん。
「読書芸人大賞」は各々が今年刊行された本の中から読んでもらいたい本を2冊ずつノミネート。その中から4人の審議で大賞を決定するというルールで企画はスタートした。
■「読書芸人大賞2016」ノミネート作品一覧
又吉さんが推薦したのは
『祐介』尾崎世界観[著](文藝春秋)
『まく子』西加奈子[著](福音館書店)
又吉さんはバンド、クリープハイプのボーカル尾崎世界観さんが書いた『祐介』の描写を褒め、「オススメの青春小説」と評した。
光浦さんが推薦したのは
『挫折を経て、猫は丸くなった。』天久聖一[編](新潮社)
『グローバライズ』木下古栗[著](河出書房新社)
若林さんが推薦したのは
『あひる』今村夏子[著](書肆侃侃房 11月下旬刊行予定)
『マチネの終わりに』平野啓一郎[著](毎日新聞出版)
『あひる』は文学ムック「たべるのがおそい」vol.1に掲載された作品。未だ単行本は未発売だが、第155回芥川賞の候補にもあがっていた。淡々とした日常にほころびができてゆく危うさを描いた作品。若林さんは「センスが瑞々しくて新鮮。初めておぎやはぎさんの漫才をみたときと同じ気持ちになった」と絶賛した。
カズレーザーさんが推薦したのは
『静かな炎天』若竹七海[著](文藝春秋)
『ヤギより上、猿より下』平山夢明[著](文藝春秋)
『静かな炎天』は女性のハードボイルド探偵もの。カズレーザーさんは著者の若竹さんについて「めちゃくちゃ面白いのにすごくブレイクしてないのがもどかしく、どうしても取り上げたかった」と紹介した。そして「後味は基本的に悪い、でも癖になる」といわゆる「イヤミス」だと解説した。
最後に「読書芸人大賞2016」1冊が選ばれる予定だったが、4人は絞り切れなかったようで、全ての作品を大賞として発表し番組を締めた。
「アメトーーク!」はテレビ朝日系列にて木曜よる11時15分と日曜よる6時57分より、週2回放送中。
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