理研・脳科学研究の20年の成果が一冊に! あらゆる学問とつながる脳科学の最前線【新書・ベストセラー】

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 11月20日~11月26日のAmazonの新書売り上げランキングが発表され、第1位は自衛隊元最高幹部が米中戦争を4つのパターンでシミュレーションした『米中戦争 そのとき日本は』となった。

 第2位は理化学研究所の脳科学総合研究センター20周年企画『つながる脳科学 「心のしくみ」に迫る脳研究の最前線』。第3位は百田尚樹氏が面白い雑談に大切な話術を指南する『雑談力』となった。

 2位にランクインした『つながる脳科学 「心のしくみ」に迫る脳研究の最前線』は理研に1997年に設置された脳科学総合研究センターの20年間の成果が詰まった一冊。24日の日本経済新聞夕刊の書評「目利きが選ぶ 3冊」でサイエンス作家の竹内薫が「一日一章ずつ、じっくりと読み進めれば、一週間後には、脳科学の『通』になれること請け合いだ。」と紹介し話題となった。

1位『米中戦争 そのとき日本は』渡部悦和[著](講談社)

 中国軍は、あなどれない。日本は必ず巻き込まれる。はたして勝者は? 自衛隊元最高幹部が、「台湾」「南沙諸島」「尖閣」「南西諸島」の4つのシナリオを用いて米中戦争・日中紛争を正面から論じた初の本。日本はいま、この時代に何をなすべきなのか?(講談社ウェブサイトより)

2位『つながる脳科学 「心のしくみ」に迫る脳研究の最前線』理化学研究所 脳科学総合研究センター[編](講談社)

 頭の中にある“人類最大の謎”に挑む ものごとを考え、記憶し、日々の出来事に感情を揺さぶられる……謎めいていた脳のはたらきが、明らかになりつつある。グリア細胞とニューロン、進化と可塑性、場所細胞と空間記憶、情動と消去学習、海馬と扁桃体とエングラムセオリー――頭の中には、さまざまな「つながり」があった!? 9つの最新研究から、心を生み出す脳に迫る!(講談社ウェブサイトより)

3位『雑談力』百田尚樹[著](PHP研究所)

  多くの人は雑談について「相手が興味を持ちそうな話をすればいい」と思っているが、それは大きな勘違い。じつは本当に面白い話題とは、「話し手が一番興味がある話題」である。そしてその話の構成を工夫しさえすれば、誰もが引き付けられる話になるのだ。「書くより喋る方が100倍も好き」と語るベストセラー作家が、面白い話を構成する技術を開陳。「ウケるネタの具体例」も満載。雑談で人を楽しませる快感を味わうための一冊!(PHP研究所ウェブサイトより抜粋)

 4位以下は次の通り。

4位『グローバリズム以後 アメリカ帝国の失墜と日本の運命』エマニュエル・トッド[著](朝日新聞出版)

5位『問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論』エマニュエル・トッド[著](文藝春秋)

6位『キラーストレス―心と体をどう守るか』NHKスペシャル取材班[著](NHK出版)

7位『世界一豊かなスイスとそっくりな国ニッポン』川口マーン惠美[著](講談社)

8位『財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済』上念司[著](講談社)

9位『経済数学の直観的方法 確率・統計編』長沼伸一郎[著](講談社)

10位『国際法で読み解く世界史の真実』倉山満[著](PHP研究所)

Amazon新書売り上げランキングより 集計期間11月20日~11月26日〉

BookBang編集部

Book Bang編集部
2016年12月3日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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