年末恒例の「BOOK BAR大賞2016」発表! 女優の杏が選んだのはこの2冊!

テレビ・ラジオで取り上げられた本

10
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 女優の杏さん(30)とナビゲーターの大倉眞一郎さんが毎週1冊ずつ本を持ちより紹介するJ-WAVEの番組「BOOK BAR」。12月18日の放送では2人が今年紹介した100冊のなかからベストを選出する「BOOK BAR大賞 2016 マイ・ベスト/ユア・ベスト!」が発表された。

 2人はそれぞれ、自分が紹介した本の中から1冊を「マイベスト」とし、相手が紹介した本の中から1冊を「ユアベスト」として合計4冊を選出した。

■BOOK BAR大賞 2016 受賞作

・杏
マイベスト『婦人の新聞投稿欄「紅皿」集 戦争とおはぎとグリンピース』西日本新聞社[編](西日本新聞社)
ユアベスト『村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝』栗原康[著](岩波書店)

・大倉眞一郎
マイベスト『五色の虹』三浦英之[著](集英社)
ユアベスト『死ぬ気まんまん』佐藤洋子[著](光文社)

■杏さんのマイベスト

『婦人の新聞投稿欄「紅皿」集 戦争とおはぎとグリンピース』は西日本新聞に投稿された戦後の婦人たちの言葉をまとめた一冊。終戦から9年が経ち、女性たちは日常に戻ろうとしていた。しかし未だ日本の家庭にはご飯をつくる時、おしゃべりをする時、生活の中に常に戦後を感じさせる空気や事象があらわれる。杏さんは10月30日の放送で取り上げ、NHKの朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」でこの時代の女性を演じた杏さんは親近感が湧き、戦争を語り継ぐことの大切さを語っていた。


■杏さんのユアベスト

『村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝』は平塚らいてうらとともに女性解放運動に勤しみアナキズム運動にも傾倒した伊藤野枝の人物評伝。伊藤は激しい恋愛の末、大杉栄と生活をともにするも、関東大震災の混乱のなか、大杉とともに憲兵に殺害される。その激しい生きざまを著者の栗原さんが取りつかれたような筆致で描写する。大倉さんが8月14日の放送で取り上げ「評伝だけど客観性はまるでありません。しかしここまで面白くしたなら、完全にありだと思う」と絶賛していた。

■大倉さんのマイベスト

『五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後』は日中戦争のさなか旧満州にあった幻の最高学府「満州建国大学」の学生たちの証言をまとめたルポルタージュ。大倉さんは5月15日の放送で取り上げ、「五族協和」を目指して作られた同大学の崇高な理念に驚き、それが大学内で実現していたことに「色んな意味で腰が抜けるほど驚いた」と語っていた。

■大倉さんのユアベスト

『死ぬ気まんまん』はがんで余命2年と宣告された佐野さんのエッセイ集。宣告を受けた佐野さんは飾らない直接的な言葉で、死を前にした心境を述べている。「死ぬのは怖くない」と語りジャガーを乗り回す。宣告の2年後には医者に「まだ死なないんですか?」と問いかける。杏さんが8月21日の放送で取り上げ「自分がこの状況になってもこの言葉は言えないだろうな」と佐野さんの潔い姿勢に感心していた。

■聞ける、シェアできる!

 同放送回はスマートフォンやPCでラジオが聞けるradikoにて現在も聞くことできる。10月からスタートしたradikoのタイムフリー機能を使い、放送から1週間以内の番組の聴取が可能となっている。また同じくはじまったシェアラジオ機能を使い、オススメの番組を手軽に誰かとシェアすることも可能だ。聴取はradikoのスマートフォンアプリや下記のURLから。

http://radiko.jp/#!/ts/FMJ/20161218000000

BOOK BAR」はJ-WAVEにて毎週日曜0時(土曜深夜)から放送中。年内の放送は今回で最後となり次回は2017年1月8日深夜0時から放送予定。

BookBang編集部

Book Bang編集部
2016年12月18日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

  • このエントリーをはてなブックマークに追加