元銀座No.1ホステスが教える「また会いたい」のはこんな人!――作家・檀れみさんインタビュー

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生まれつきイヤな人はいない

──ときには自分と合わない、嫌いな相手との酒席もあります。そういうときは、どう乗り切ればいいでしょう。

たしかに銀座時代、お客様の中に「なんてひどい人なんだろう」という人がいました。当然大嫌いだったんですけど、ある時その人の人生がすごく不幸で、それが原因でひねくれたことがわかって、その瞬間に頭の中が切り替わりました。自分がとても優しくなれて、相手に対する接し方や話し方も変わってきたんです。

そうしているうちに、その人も私に心を開いてくれるようになったんです。「優しい人に出会った!」という感じで。じつは、いまでもその人とはつながっていて、近況を報告し合ったりしてます。最初から仲が良かった人よりもむしろ付き合いが深くなりました。

そんな経験をして、「生まれもって悪い人なんて絶対にいない」と思うようになった。イヤな人がいたら、「これまでの人生で何かつらいことがあったんだな」と自然に考えることができて、優しくなれるようになりました。

世の中にはいろいろな、違う人たちがいて、違う人たちが協力するからいいものが生まれる。その中には「自分と合わないな」と感じる人もいるけれど、そんな出会いも自分が成長するきっかけにしようと思えることが大事なんじゃないでしょうか。考え方を柔軟にして。なんて、少し話が堅くなってしまったでしょうか(笑)。

──いえ、すごく素敵です……。いやその、檀さんのそういうおおらかな考え方は銀座時代に培われたものですか?

銀座の経験は大きいですね。男の人の本当の姿を見ましたから。自宅につらさを持って帰れないのでしょう、おいおい泣く人もいました。それどころか、人生が終わってしまう、というような瀬戸際に立たされた人を何人も見てきました。

私にもいろいろとうまくいかないことはあったけれど、経営者の方たちの苦労の大きさに比べたら取るに足らないようなものです。

それでもやっぱり、皆さん仕事が好きで、楽しんでいるんです。さきほどの某有名IT企業の社長さんなんて、異常なほど忙しいはずなのに絶対に「忙しい」って言わないですから。特に人と会うときはそんな素振りは一切見せないで相手と向き合ってます。活躍している人ほどそう。だから、「忙しそうですね」なんて気軽に言えない。

これは皆さんにも覚えておいてほしいのですが、酒席で「忙しそうですね」とは言わないほうがいいですね。「バタバタしてる感」を見せたくないビジネスマンは多いですから。

もうひとつ、「きょう疲れてますね」はもっとNG。特に女性にはね。気を使ってるつもりでしょうけど、「私きょうイケてない?」ってすごく気にしますから。嫌われちゃいますよ!

──楽しく深いお話、ありがとうございました! さっそく、きょうの飲み会から実践します。「こいつできるな!」と思われるように……。

いきなり「できる男」ぶってはダメですよ! まさしく小物の振る舞いになって痛い目にあいますから。まずは、この本を読んでみてください!(笑)

日本実業出版社
2016年12月13日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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