『夫のちんぽが入らない』ついに1位 タイトルを言わなくても注文できる申込書も配布【文芸書・ベストセラー】

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 1月22日~1月28日のAmazonの文芸書売り上げランキングが発表され、第1位は衝撃的なタイトルが話題の『夫のちんぽが入らない』が獲得した。

 第2位は2月24日に発売される村上春樹さんの最新作『騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編』。第3位は同作の第2部 『騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編』となった。

 1位となった『夫のちんぽが入らない』は同人誌で話題となり発売前から注目を集め、18日の発売日以降即座に重版。発行部数は現在11万部となっている。口に出すのをはばかられる書名のため発行元の扶桑社では「お客様がタイトルを声に出して言わなくても書店さんに注文できる申込書」を公式ウェブサイトで配布しており、同申込書を書店で手渡すだけで誰でも恥ずかしい思いをすることなく注文ができる。大手新聞社には新聞広告を断られたといういわくつきの書名だけに、読者に優しい施策となっている。

1位『夫のちんぽが入らない』こだま[著](扶桑社)

“夫のちんぽが入らない”衝撃の実話――彼女の生きてきたその道が物語になる。同じ大学に通う自由奔放な青年と交際を始めた18歳の「私」(こだま)。初めて体を重ねようとしたある夜、事件は起きた。彼の性器が全く入らなかったのだ。その後も二人は「入らない」一方で精神的な結びつきを強くしていき、結婚。しかし「いつか入る」という願いは叶わぬまま、「私」はさらなる悲劇の渦に飲み込まれていく……。(扶桑社ウェブサイトより抜粋)

2位『騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編』村上春樹[著](新潮社)

3位『騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編』村上春樹[著](新潮社)

 4位以下は次の通り。

4位『蜜蜂と遠雷』恩田陸[著](幻冬舎)

5位『幼女戦記 (1) Deus lo vult』カルロ・ゼン[著](KADOKAWA/エンターブレイン)

6位『しんせかい』山下澄人[著](新潮社)

7位『がん消滅の罠 完全寛解の謎』岩木一麻[著](宝島社)

8位『幼女戦記 (2) Plus Ultra』カルロ・ゼン[著](KADOKAWA/エンターブレイン)

9位『コンビニ人間』村田沙耶香[著](文藝春秋)

10位『トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業』梶山三郎[著](講談社)

Amazon文芸書売り上げランキングより 集計期間1月22日~1月28日〉

BookBang編集部

Book Bang編集部
2017年2月4日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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