『わたしなら日本をこう守る』ジェームス・E・アワー著

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『わたしなら日本をこう守る』ジェームス・E・アワー著

[レビュアー] 産経新聞社

 □『わたしなら日本をこう守る 半世紀 日米同盟を支えた“侍”の大戦略』

 著者は外国人初の正論大賞受賞者。元米海軍人として佐世保や横須賀に勤務し、退役後はレーガン政権などで国防総省日本部長、米ヴァンダービルト大学教授を歴任し、日米同盟の礎を支えてきた。

 また、米太平洋艦隊の政治顧問時代は両政府の高官を動かして空母ミッドウェーの横須賀母港化を実現。「小切手外交」と非難された湾岸戦争では海自掃海艇のペルシャ湾派遣を提唱して日本の名誉回復に努めたことで知られる。

 本書は本紙「正論」欄などで発表した論文に加筆。豊富な現場経験に基づく国際情勢の分析や日本の防衛戦略への提言が記される。(ワニブックス・830円+税)

産経新聞
2017年3月12日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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