93歳で大ブレイク中の佐藤愛子 復刊本も売れてます!【ノンフィクション・教養書他ベストセラー】

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 3月14日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 ノンフィクション・教養書他第1位は佐藤愛子さんの人気エッセイをまとめた『九十歳。何がめでたい』が獲得した。
 第2位は伊集院静さんの人気シリーズ「大人の流儀」7作目『さよならの力』。第3位は『弘兼流 60歳からの手ぶら人生』となった。

 4位以下で注目は7位にランクインした『上機嫌の本』。佐藤愛子さんが1996年に出版したエッセイの新装復刊版。佐藤さんが60代後半で書いたエッセイには93歳にして大ブームを巻き起こしている佐藤さんの秘密が詰まっている。数々の苦労をものともせず、情熱を持って立ち向かう佐藤さんの姿に、元気が出ると評判の一冊だ。1位には『九十歳。何がめでたい』、新書では『それでもこの世は悪くなかった』(文藝春秋)が2位にランクインし、まさに大ブレイクと言ってよいだろう。

1位『九十歳。何がめでたい』佐藤愛子[著](小学館)

『九十歳。何がめでたい』というタイトルには、佐藤愛子さん曰く「ヤケクソが籠っています」。2016年5月まで1年に渡って『女性セブン』に連載された大人気エッセイに加筆修正を加えたものです。大正12年生まれ、今年93歳になる佐藤さんは2014年、長い作家生活の集大成として『晩鐘』を書き上げました。一度は下ろした幕を再び上げて始まった連載『九十歳。何がめでたい』は、「暴れ猪」佐藤節が全開。自分の身体に次々に起こる「故障」を嘆き、時代の「進歩」を怒り、悩める年若い人たちを叱りながらも、あたたかく鼓舞しています。ぜひ日本最高峰の名エッセイをご堪能ください。(小学館ウェブサイトより抜粋)

2位『さよならの力 大人の流儀(7)』伊集院静[著](講談社)

私は二十歳代と三十歳代に別離を経験した。一人は弟であり、もう一人は前妻であった。なぜ彼、彼女がこんな目にと思った。その動揺は、なぜ自分だけが? という感情になった。ところがそういうものと向き合っていると、やがて別離を経験した人にしか見えないものが見えて来る。それは彼等が生きていた時間へのいつくしみであり、生き抜くしかないという自分への叱咤かもしれない。(講談社ウェブサイトより)

3位『弘兼流 60歳からの手ぶら人生』弘兼憲史[著](海竜社)

漫画も人生もエンディングが大事。60歳以降は人生の縮小期。大きな荷物を背負う必要はありません。持ちもの、家族、お金、一つ一つを見直せばこれからの人生に必要なものが見えてくるはず。身辺整理をすれば、残りの人生を身軽に生きることができるでしょう(海竜社ウェブサイトより)

4位『こころの匙加減』髙橋幸枝[著](飛鳥新社)

5位『白石麻衣写真集 パスポート』白石麻衣 中村和孝[撮影](講談社)

6位『置かれた場所で咲きなさい』渡辺和子[著](幻冬舎)

7位『上機嫌の本』佐藤愛子[著](PHP研究所)

8位『伝道の法 人生の「真実」に目覚める時』大川隆法[著](幸福の科学出版)

9位『桜井玲香ファースト写真集 自由ということ』桜井玲香 Takeo Dec.[撮影](光文社)

10位『お金の「引き寄せ力」を知りたいあなたへ Keiko的Lunalogy』Keiko[著](マガジンハウス)

〈単行本 ノンフィクション・教養書他ランキング 3月14日トーハン調べ〉

BookBang編集部

Book Bang編集部
2017年3月18日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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