『大往生したけりゃ医療とかかわるな【介護編】』中村仁一著

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『大往生したけりゃ医療とかかわるな【介護編】』中村仁一著

[レビュアー] 産経新聞社

 52万部突破の『大往生したけりゃ医療とかかわるな』の続編。本書はその介護編として、後期高齢者のドクターだから書ける、医療と介護の「真実」がある。

 2025年問題への対策が進む中、つまるところ「弱っても死ねない体づくりをしているだけ」と著者はいう。結局、健康寿命を延ばそうとすることで要介護期間も長くなり、社会全体の医療・介護費用は増大の一途をたどる。

 著者は京大医学部卒。社会福祉法人老人ホーム「同和園」附属診療所所長を務める。ピンピンコロリという死に方ができるのはほんの少数。ならば…。(幻冬舎新書・840円+税)

産経新聞
2017年4月2日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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