羽田圭介はTVに出まくり、驕り高ぶり、ファンに手を出しているのか……???

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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 女優の杏さん(31)とナビゲーターの大倉眞一郎さんが毎週1冊ずつ本を持ちより紹介するJ-WAVEの番組「BOOK BAR」。4月15日の放送では杏さんは芥川賞作家・羽田圭介さんの問題作を紹介した。

■成功者=性交者

 この日杏さんは羽田圭介さんの最新作『成功者K』(河出書房新社)を紹介した。芥川賞を受賞した「K」はそれまでの売れない作家生活が一変し、選ばれたものとしての栄誉を満喫する。2600万円の高級車マイバッハSを買い、テレビに出まくり顔も売れ、帽子・マスク・サングラスは必須。寄ってくる美女たちをほしいままにし性交を繰り返す。これは羽田さん自身の体験を描いた実話なのか? フィクションなのか……? 物議を醸している一冊。

 河出書房新社の公式Youtubeアカウントでは「成功者」羽田さんに24時間密着した爆笑の動画が公開されている。

■信じたあなたは負け

 杏さんは数年前の対談以来、羽田さんとプライベートでも交流があるという。手紙のやり取りもしており、羽田さんがテレビに出まくっているころ「無理されていませんか? テレビって悪い言い方をすると消費されて疲弊してしまうから、もし不本意であれば無理はしないでください」と一変した羽田さんの状況を気遣う手紙を出したことがあるという。

 一方羽田さんからは今作とともに手紙が届き「偽悪的な嘘私小説を書いた。これはあくまでフィクションなので、お二人に嫌われたくないと切に願っています」と書かれていたと明かした。杏さんは「メディアでしか知らない人が読んだらこういう人だと思っちゃうんじゃないかなあ」と心配しながら「全部本当だと思ったら、あなたは負けです」と羽田さんの仕掛けた虚実に掛からぬよう読者に注意を促した。


■研究対象のフィリピンパブ嬢と恋愛

 大倉さんは「社会学と言えば、まぁ、その、とおり……」と『フィリピンパブ嬢の社会学』中島弘象[著](新潮社)を紹介した。フィリピンパブを研究するうちに、あるパブ嬢と付き合うようになった筆者は、その奴隷同然の暮らしを目の当たりにする。月給6万円、偽装結婚、ゴキブリ部屋に監視付、休みは月に2回だけ……そしてある日、彼女に懇願されて、雇い主のヤクザのところに、なぜか乗り込む羽目に! 前代未聞、研究対象を恋愛対象にしてしまったノンフィクション系社会学。

 同書は著者の中島さんがハマってゆく過程が描かれており、控えめに見てもどこかユーモラスでツッコミたくなる要素は満載。しかしそこで描かれるフィリピンパブ嬢の現実は過酷で深刻だ。大倉さんは苦笑しながら、普通だったら手にとるような本ではないが、読んだら意外に面白かったと語り「いろんな裏側も見えてくる本、真面目に読んでいただくのもあり」と薦めた。

 また3週連続ゲストで『日本3.0 2020年の人生戦略』(幻冬舎)を上梓したニューズピックス編集長の佐々木紀彦さんが『乱流 米中日安全保障三国志』秋田浩之[著](日本経済新聞出版社)を紹介。三省堂書店の内田剛さんが『地図趣味。』杉浦貴美子[著](洋泉社)を紹介した。

BOOK BAR」はJ-WAVEにて毎週土曜22時から放送中。またradikoのタイムフリー機能を使い、過去1週間以内の放送を聴取することもできる。聴取はradikoのスマートフォンアプリや下記のURLから。
http://radiko.jp/#!/ts/FMJ/20170415220000

BookBang編集部

Book Bang編集部
2017年4月18日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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