書店員に愛されて もう一つの本屋大賞受賞作『ハリネズミの願い』【文芸書ベストセラー】

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 4月25日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『蜜蜂と遠雷』が獲得した。
 第2位は『か「」く「」し「」ご「」と「』。第3位は『素敵な日本人 東野圭吾短編集』となった。

 1位となった『蜜蜂と遠雷』は2017年本屋大賞を受賞しているが、7位にランクインした『ハリネズミの願い』も2017年本屋大賞の翻訳小説部門を受賞している。寂しがりやのハリネズミが主人公。「みんなをぼくの家に招待します。でも、だれも来なくてもだいじょうぶです」と誰もが抱えている人付き合いの不安をユーモラスに描いた一作。孤独を愛するも誰かとつながっていたい、SNS時代の象徴とも読める。人見知りのハリネズミに共感する書店員さんたちが続出で「愛に溢れた優しい本」と評判だ。受賞をうけ翻訳書としては異例の発行部数9万5000部に到達した。

1位『蜜蜂と遠雷』恩田陸[著](幻冬舎)

俺はまだ、神に愛されているだろうか? ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。著者渾身、文句なしの最高傑作!(幻冬舎ウェブサイトより)幻冬舎の月刊PR誌「PONTOON」にて連載された音楽小説。数多の個性的な天才たちが鎬を削るピアノコンクールがドラマチックに描かれる。

 BookBangでは書評家の杉江松恋さんと倉本さおりさん、作家の朝井リョウさんによる書評が掲載されている。

杉江松恋さん(書評家)レビュー
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ピアノコンクールで鎬を削る天才たち…恩田陸が描く音楽小説
 才能と情熱の小説である。
 恩田陸『蜜蜂と遠雷』は、国際ピアノコンクールを主舞台として描かれる音楽小説であり、演奏行為を通じて、さまざまなことが綴られていく。…
https://www.bookbang.jp/review/article/519375
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倉本さおりさん(書評家、ライター)レビュー
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本屋大賞が投票締切 やはり本命はこれか!
『蜜蜂と遠雷』は、ピアニストだけでなく、ステージマネージャーや調律師、取材スタッフなど、コンクールを支える側の人間たちの姿まで細やかに描けていることも見逃せない。…
https://www.bookbang.jp/review/article/527584
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朝井リョウさん(作家)レビュー
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小説の魅力すべて凝縮
 読書面が日曜の朝刊で本当によかった。五百ページ超えの二段組、大ボリュームのこの物語は、読み終わるまで私たちを放してくれない。休日に一気読みすることをオススメする。…
https://www.bookbang.jp/review/article/521681
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2位『か「」く「」し「」ご「」と「』住野よる[著](新潮社)

みんなには隠している、ちょっとだけ特別なちから。別になんの役にも立たないけれど、そのせいで最近、君のことが気になって仕方ないんだ――。クラスメイト5人の「かくしごと」が照らし出す、お互いへのもどかしい想い。ベストセラー『君の膵臓をたべたい』の著者が贈る、眩しくて時に切ない、共感度No.1の青春小説!(新潮社ウェブサイトより)

 BookBangでは住野よるさんと彩瀬まるさんによる刊行記念対談が掲載されている。
https://www.bookbang.jp/review/article/528474

3位『素敵な日本人 東野圭吾短編集』東野圭吾[著](光文社)

夢中になってイッキ読み。寝不足必至のサスペンス。それもいいけれど、読書は、もっと優雅なものでもあるのです。意外性と機知に富み、四季折々の風物を織り込んだ、極上の九編。読書の愉楽を、存分にどうぞ。(光文社ウェブサイトより)

4位『君の膵臓をたべたい』住野よる[著](双葉社)

5位『騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編 第2部 遷ろうメタファー編』村上春樹[著](新潮社)

6位『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)

7位『ハリネズミの願い』トーン・テレヘン[著]長山さき[訳](新潮社)

8位『この嘘がばれないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)

9位『アラフォー賢者の異世界生活日記(3)』寿安清[著](KADOKAWA)

10位『みかづき』森絵都[著](集英社)

〈単行本 文芸書ランキング 4月25日トーハン調べ〉

BookBang編集部

Book Bang編集部
2017年4月29日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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