携帯はあなたの情報を政府に知らせています スノーデンは日本にも監視システムが導入されていることを語っていた【新書ベストセラー】

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 4月25日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』が獲得した。
 第2位は『応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱』。第3位は『それでもこの世は悪くなかった』となった。

 4位以下で注目は10位にランクインした『スノーデン 日本への警告』。アメリカ政府による無差別監視の実態を暴露した元情報局員のエドワード・スノーデンが日本人に向け警鐘を鳴らした一冊。「携帯はあなたの情報を政府に知らせています」と警告するスノーデン。おりしも24日アメリカのネットメディアがスノーデンの持ち出した文書のなかに日本に関わる情報があると公開をはじめた。共同通信の報道によると、そこにはアメリカの国家安全保障局がネット上の電子メールや通話記録などを収集・検索できる監視システムを日本に密かに提供したと明記されているという。日本の防衛省はNHKの取材に対し「コメントは差し控える」としており、14日に発売された同書の内容を裏付ける報道となった。思想家の内田樹氏は同書について「スノーデンは特定秘密保護法以後の安倍政権の真のねらいが何であるかを教えてくれる」と推薦のコメントを寄せている。

■新書 ノンフィクションランキング

1位『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』ケント・ギルバート[著](講談社)

日本人に「自虐史観のアホらしさ」を気づかせてくれたのはアメリカ人だった……ベストセラー連発、日本人より日本文化を深く知っているケント・ギルバートの新境地! 中国や韓国と上手に付き合うには、まず「自己中心主義」の大本たる儒教の本質を知り、そして日本は儒教国家でないことを認識すべし!!(講談社ウェブサイトより)

2位『応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱』呉座勇一[著](中央公論新社)

室町後期、諸大名が東西両軍に分かれ、京都市街を主戦場として戦った応仁の乱(一四六七~七七)。細川勝元、山名宗全という時の実力者の対立に、将軍後継問題や管領家畠山・斯波両氏の家督争いが絡んで起きたとされる。戦国乱世の序曲とも評されるが、高い知名度とは対照的に、実態は十分知られていない。いかなる原因で勃発し、どう終結に至ったか。なぜあれほど長期化したのか――。日本史上屈指の大乱を読み解く意欲作。(中央公論新社ウェブサイトより)

3位『それでもこの世は悪くなかった』佐藤愛子[著](文藝春秋)

人から見たら悲劇かもしれない人生。しかし、正々堂々、力いっぱい生きた私はいま、満足だ――こんな佐藤愛子は、どうしてできた? ワガママ盛りの6歳で聞いた乳母の言葉は、思えば初めての人生の教訓だった。以来、父・佐藤紅緑、母、先輩や友の影響を受けて出来上がったのは、「他人から理解されないばかりでなく、自分でも何かわけのわからない、ヘンな佐藤愛子」。そして二度の結婚に失敗、夫の借金に巻き込まれ、それでも人は幸福に生きられる!93歳、初の語り下ろし人生論。(文藝春秋ウェブサイトより)

4位『サイコパス』中野信子[著](文藝春秋)

5位『テレビじゃ言えない』ビートたけし[著](小学館)

6位『世界一美味しい煮卵の作り方 家メシ食堂 ひとりぶん100レシピ』はらぺこグリズリー[著](光文社)

7位『言ってはいけない 残酷すぎる真実』橘玲[著](新潮社)

8位『捨てられる銀行(2)非産運用』橋本卓典[著](講談社)

9位『すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論』堀江貴文[著](光文社)

10位『スノーデン 日本への警告』エドワード・スノーデン、青木理、井桁大介、宮下紘、金昌浩、ベン・ワイズナー、マリコ・ヒロセ[著](集英社)

■新書 ノベルスランキング

1位『人類最強のときめき』西尾維新[著](講談社)

2位『劇場版 黒子のバスケ LAST GAME』平林佐和子[著]藤巻忠俊[原作](集英社)

3位『世界最終大戦(3)ささやかな勝利』羅門祐人[著](電波社)

4位『日蓮伝説殺人事件 新装版』内田康夫[著](実業之日本社)

5位『僕のヒーローアカデミア(1・2) 雄英白書』堀越耕平[原作]原作誉司アンリ[著](集英社)

6位『獣始め 犬と蛇と三人婚』かわい恋[著](リブレ)

7位『神の時空 京の天命』高田崇史[著](講談社)

8位『東京喰種 トーキョーグール:re Novel[quest]』石田スイ[原作]十和田シン[著](集英社)

9位『十津川警部 雪とタンチョウと釧網本線』西村京太郎[著](集英社)

10位『満月の夜に抱かれて』日向唯稀[著](笠倉出版社)

〈新書 ノンフィクション / 新書 ノベルス ランキング 4月25日トーハン調べ〉

BookBang編集部

Book Bang編集部
2017年4月29日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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