『2020年大学入試改革 丸わかりBOOK』松永暢史著
[レビュアー] 産経新聞社
「カリスマ家庭教師」と呼ばれる著者の持論は刺激的だ。14歳まで本格的な勉強は必要ナシ、自然の中で思いっきり遊んだ子供こそが後でグングン伸びるという。
2020(平成32)年度から従来の大学入試センター試験がなくなり、「思考力・判断力・表現力」を重視する新入試制度が順次導入される。暗記中心の「詰め込み教育」で育った子供は、いずれAI(人工知能)に勝てなくなる。創造力や適応力に優れた次代の人材を養成するのが狙いだ。
そこで著者が挙げるのは「読む」「書く」「遊ぶ」。幼時からの国語力と自然体験こそが大事。(ワニ・プラス・1300円+税)