『尖閣だけではない 沖縄が危ない!』惠隆之介著

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『尖閣だけではない 沖縄が危ない!』惠隆之介著

[レビュアー] 産経新聞社

 海上自衛隊幹部候補生学校をへて、護衛艦隊勤務を経験した著者の「沖縄論」は衝撃的だ。

 本書では、沖縄が“独立”に向かって進んでおり、その背後に中国の存在があるとする。既に文化的、経済的に中国に侵食され始めたとも記す。

 その一方で、戦前の沖縄が皇室に助けられたことや、米軍基地ができたのは住民の誘致によるものだったことなど、「沖縄」を学び始めた読者にとっては意外な事例が並ぶ。

 著者は沖縄の実態、歴史を伝え、被害者史観によって扇動される反日勢力に一石を投じている。(WAC・920円+税)

産経新聞
2017年5月7日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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