人工知能は仕事を奪う敵じゃない。人の仕事を「ラク」に「楽しく」進化させるAIとの付き合い方、幸せな働き方とは?

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◆人工知能時代はもう来ている。「関係ない」人はいない

2017年2月、世界最大級の投資銀行ゴールドマン・サックスは金融取引の自動化を進め、全社員の3分の1がエンジニアになったというニュースがありました。2000年には600人いたニューヨーク本社の株式トレーダーは、今では2人しかいません。

自動化プログラムが、人間の職を奪う…そんな話題が新聞や雑誌をにぎわせています。あなたもこんな煽りに対して、漠然と焦りや不安を抱いていませんか?

AIが苦手なことから人間の仕事を考える
オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授が2013年に発表した論文「雇用の未来」より。

確かに、インターネットが誕生してからあっという間に世界を変えたように、AIがすべての仕事に必要不可欠となる“人工知能時代”も、あっという間に到来するかもしれません。私たちはすでにその入口に立っています。

しかし、AIを正しく知り、使い、創ることで、不安や恐れはなくなるでしょう。AIのおかげで、人間は「ラク」で「楽しい」働き方に進化するという見方もできるのです。

本書では、「働き方」の専門家としてのべ1万人以上の方に「人工知能時代の幸せな働き方」というメッセージを伝えてきた著者が、人工知能の今、AIとの協働、そして人間として幸せに働くため・生きるためのヒントを、できるだけ専門用語を使わずに、わかりやすく提案します。

10年後にコンピューターに代替されるといわれている仕事
本書で解説する「AIが苦手なことから人間の仕事を考える」マトリックス。 まだ仕組化されていない物事に対して問いを立て、論理的に分析していく仕事は、左上の「コミュニケーター」の領域になります。詳細は本書60ページへ。

◆新しい働き方のモデルケース3名のインタビューも掲載

この人工知能時代に、企業だけでなく1人1人の個人はどう進化していけばよいのでしょう。本書では、「営業・接客系」「製造系」「技術系」「事務・管理系」という主に4つの職種に分け、

●人工知能時代に向けて、どう働き方を変えればいいのか?
●どんな能力、スキルが必要になるのか?
●組織のリーダーに必要な能力とは何か?

などについてそれぞれ具体的に解説します。

また、人工知能時代に価値を生み出す働き方を考えるために、「すでに未来的な働き方・生き方」をしている、ロールモデルとなる3名のインタビューを掲載。

西野亮廣さん……芸人という枠を超えた「イノベーター」

丸幸弘さん……「人間とは何か」を問い続ける研究者・起業家。リバネス代表取締役CEO。

熱田安武さん……「身体性と創意工夫」を究める蜂獲り師・罠猟師

彼らの言葉は、テクノロジーが加速的に進化していく「過渡期」に生きる私たちにとって、大きなヒントとなるでしょう。

【目次】
第1章 人工知能はどこまで進化しているのか?
第2章 1人1人はどう進化していけばよいのか?
第3章 組織のリーダーはどう進化していけばよいのか?
第4章 人工知能時代の新しい働き方のモデル
第5章 人間の強みを突き詰める

藤野貴教(ふじのたかのり)
株式会社働きごこち研究所 代表取締役/ワークスタイルクリエイター/組織開発・人材育成コンサルタント。
グロービス経営大学院MBA(成績優秀修了者)。人工知能学会会員。外資系コンサルティング会社、人事コンサルティング会社を経て、東証マザーズ上場のIT企業において、人事採用・組織活性化・新規事業開発・営業マネジャーを経験。2007年、株式会社働きごこち研究所を設立。「ニュートラルメソッド」を基に、「働くって楽しい!」と感じられる働きごこちのよい組織づくりの支援を実践中。2015年から現在の研究テーマは「人工知能の進化と働き方の変化」。研修やセミナーの受講者はのべ1万人を超える。2006年、27歳のときに東京を「卒業」。愛知県の田舎(西尾市幡豆町ハズフォルニア)で子育て中。家から海まで歩いて5分。職場までは1時間半。趣味はスタンディングアップパドル(SUP)と田んぼ。本書は、著者が「働き方」の専門家として、人工知能が進化する中で、いかに人間として幸せに働き、生きるかというヒントを提案した希望の書である。

2017年5月24日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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