『蜜蜂と遠雷』を読んだら次はコレ【文芸書ベストセラー】

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 2月21日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『蜜蜂と遠雷』が獲得した。
 第2位は『か「」く「」し「」ご「」と「』。第3位は『素敵な日本人 東野圭吾短編集』となった。

 第156回直木賞に続き2017年本屋大賞も受賞した恩田陸さん。恩田さんは直木賞を受賞後すでに2冊の単行本を出版している。『失われた地図』(KADOKAWA)と『錆びた太陽』(朝日新聞出版)だ。どちらもSFの香りがする作品で、『蜜蜂と遠雷』とは一味違う作風の作品だ。恩田さんはホラーやSF、ミステリーなど多様で多彩な作風でも知られている作家だけに、『蜜蜂と遠雷』から入った読者が戸惑うとの声もある。そのような方におすすめなのが恩田さんが2005年にはじめて本屋大賞を受賞した『夜のピクニック』(新潮社)だ。こちらはある高校で行われる深夜に80キロを歩行するというイベントを舞台にした青春小説だ。若者たちの揺れ動く心が繊細に描かれており、幅広い読者から共感を集める作品となっている。

1位『蜜蜂と遠雷』恩田陸[著](幻冬舎)

俺はまだ、神に愛されているだろうか? ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。著者渾身、文句なしの最高傑作!(幻冬舎ウェブサイトより)幻冬舎の月刊PR誌「PONTOON」にて連載された音楽小説。数多の個性的な天才たちが鎬を削るピアノコンクールがドラマチックに描かれる。

 BookBangでは書評家の杉江松恋さんと倉本さおりさん、作家の朝井リョウさんによる書評が掲載されている。

杉江松恋さん(書評家)レビュー
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ピアノコンクールで鎬を削る天才たち…恩田陸が描く音楽小説
 才能と情熱の小説である。
 恩田陸『蜜蜂と遠雷』は、国際ピアノコンクールを主舞台として描かれる音楽小説であり、演奏行為を通じて、さまざまなことが綴られていく。…
https://www.bookbang.jp/review/article/519375
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倉本さおりさん(書評家、ライター)レビュー
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本屋大賞が投票締切 やはり本命はこれか!
『蜜蜂と遠雷』は、ピアニストだけでなく、ステージマネージャーや調律師、取材スタッフなど、コンクールを支える側の人間たちの姿まで細やかに描けていることも見逃せない。…
https://www.bookbang.jp/review/article/527584
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朝井リョウさん(作家)レビュー
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小説の魅力すべて凝縮
 読書面が日曜の朝刊で本当によかった。五百ページ超えの二段組、大ボリュームのこの物語は、読み終わるまで私たちを放してくれない。休日に一気読みすることをオススメする。…
https://www.bookbang.jp/review/article/521681
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2位『か「」く「」し「」ご「」と「』住野よる[著](新潮社)

みんなには隠している、ちょっとだけ特別なちから。別になんの役にも立たないけれど、そのせいで最近、君のことが気になって仕方ないんだ――。クラスメイト5人の「かくしごと」が照らし出す、お互いへのもどかしい想い。ベストセラー『君の膵臓をたべたい』の著者が贈る、眩しくて時に切ない、共感度No.1の青春小説!(新潮社ウェブサイトより)

3位『素敵な日本人 東野圭吾短編集』東野圭吾[著](光文社)

夢中になってイッキ読み。寝不足必至のサスペンス。それもいいけれど、読書は、もっと優雅なものでもあるのです。意外性と機知に富み、四季折々の風物を織り込んだ、極上の九編。読書の愉楽を、存分にどうぞ。(光文社ウェブサイトより)

4位『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)

5位『騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編 第2部 遷ろうメタファー編』村上春樹[著](新潮社)

6位『この嘘がばれないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)

7位『殺戮の天使(2) BLESSING IN DISGUISE』木爾チレン[著]真田まこと[原作](KADOKAWA)

8位『ツバキ文具店』小川糸[著](幻冬舎)

9位『ハリネズミの願い』トーン・テレヘン[著]長山さき[訳](新潮社)

10位『ひとめぼれ』畠中恵[著](文藝春秋)

〈単行本 文芸書ランキング 5月9日トーハン調べ〉

BookBang編集部

Book Bang編集部
2017年5月13日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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