過労自殺はなぜ起こる?『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』がランクイン【ビジネス書ベストセラー】

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 5月16日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、ビジネス書第1位は『考え方 人生・仕事の結果が変わる』が獲得した。
 第2位は『はじめての人のための3000円投資生活』。第3位は『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』となった。

 4位以下で注目は5位にランクインした『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』。電通の新入社員の過労自殺を受け、イラストレーターの汐街コナさんがTwitterに投稿した漫画が書籍化されて4月に発売された。汐街さん自身広告制作会社に勤務していたころに「その気もないのにうっかり自殺しかけた」経験を持つ。追い詰められ周りの道が見えなくなり、逃げ出すこともできずに自殺の道を選んでしまいそうになった経験を漫画化し、Twitterに投稿したところ大反響を呼んだ。書籍化にあたり精神科医の監修も受け、更に詳しい解説も加えられている。仕事や会社に追い詰められている人がどのようにその状況から抜け出せるのか、対処法や心療内科の選び方なども解説されている。この時期特有の「五月病だから」と割り切らずに「ヤバイかな」と思ったら読んでみてはいかがだろうか。

1位『考え方 人生・仕事の結果が変わる』稲盛和夫[著](大和書房)

どんな境遇にあっても、ひたむきに人間を磨く。当代随一の経営者が実践してきた自己成長を促し、真の充足をもたらす唯一つの方法(大和書房ウェブサイトより)

2位『はじめての人のための3000円投資生活』横山光昭[著](アスコム)

4000人が大成功! 毎月3000円から「貯金感覚」でできる横山式カンタン投資法! 3000円投資生活なら【投資経験がゼロでも】【貯金がなくても】誰でもカンタンに始められてお金がしっかり増えていきます。話題の家計再生コンサルタントが「人生を変える」お金の増やし方をお教えします!(アスコムウェブサイトより)

3位『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』岸見一郎[著]古賀史健[著](ダイヤモンド社)

フロイト、ユングと並ぶ心理学三大巨匠の一人、アドラー。日本では無名に近い存在ですが、欧米での人気は抜群で、多くの自己啓発書の源流ともなっています。本書では、アドラー心理学の第一人者である岸見一郎氏がライターの古賀史健氏とタッグを組み、哲学者と青年の対話篇形式で彼の思想を解き明かしていきます。(ダイヤモンド社ウェブサイトより)

4位『平常心のコツ 「乱れた心」を整える93の言葉』植西聰[著](自由国民社)

5位『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』汐街コナ[著]ゆうきゆう[監修](あさ出版)

6位『マンガでわかる!誰とでも15分以上会話がとぎれない!話し方』野口敏[著](すばる舎)

7位『マンガ 自営業の老後』上田惣子[著](文響社)

8位『平尾誠二 人を奮い立たせるリーダーの力』マガジンハウス[編](マガジンハウス)

9位『「言葉にできる」は武器になる。』梅田悟司[著](日本経済新聞出版社)

10位『まんがでわかる 伝え方が9割』佐々木圭一[著]星井博文[シナリオ]大舞キリコ[作画](ダイヤモンド社)

〈単行本 ビジネス書ランキング 5月16日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2017年5月20日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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