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- 騎士団長殺し 第1部
- 価格:1,980円(税込)
今年2月に刊行された村上春樹さんの7年ぶりの書下ろし長編小説『騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編―』が「オリコン2017年 上半期“本”ランキング」(集計期間:2016年11月21日~2017年5月21日)の総合部門で1位となった。同作の第2部『騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編―』は同総合4位を獲得しており、同一作家の文芸作品による2作同時TOP5入りは今回が初めて。
結果を受けて村上さんは「長編小説はたまにしか書かないんだけど、それを待っていて、しっかり本を買ってくださる読者がついているというのは、僕にとって誠にうれしいことであり、光栄なことです。そのことを励みにして、これからもたゆまず小説を書き続けていきたいと思っています」とコメントした。
第2位は、93歳の直木賞作家・佐藤愛子さんの『九十歳。何がめでたい』(小学館)がランクインした。同作は昨年8月に刊行され、発行部数は44万部に達した。90歳以上の著者による同部門TOP10入りは、2011年に99歳でランクインした故・柴田トヨさんの詩集『くじけないで』に次いで2作目で、TOP3入りは今回が初の快挙となった。
そのほか、文庫部門で湊かなえさんの『リバース』(講談社)、新書部門で呉座勇一さんの『応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱』(中央公論新社)、ビジネス書部門で横山光昭さんの『はじめての人のための3000円投資生活』(アスコム)、料理・グルメと美容・ダイエット部門で柳澤英子さんの『全部レンチン! やせるおかず 作りおき』(小学館)がそれぞれ1位となった。
コミック部門1位となった尾田栄一郎さんの『ONE PIECE(84巻)』(集英社)は、同ランキングで9年連続の1位となった。また、コミックの売上ランキングでは2016年に続いて2年連続トップとなった。
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