大人気絵本作家ヨシタケシンスケの最新作は「本」がテーマ 通の本好きたちが大絶賛

ニュース

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

 6月13日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 ノンフィクション・教養書他第1位は『九十歳。何がめでたい』が獲得した。
 第2位は『アラサーちゃん 無修正(5)』。第3位は『うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち』となった。

 4位以下で注目は10位にランクインした『あるかしら書店』。『りんごかもしれない』『もうぬげない』『このあとどうしちゃおう』などひとつのテーマを題材に、様々なアイデアが縦横無尽に展開する絵本で大人気のヨシタケシンスケさんの最新作。今作は「本」がテーマ。「本にまつわる本」の専門店「あるかしら書店」が舞台となり、あったらいいなと思うような夢の本が多数登場する。月明かりの下でしか読めない「月光本」、読書に付き合ってくれる「読書サポートロボ」、ふたつの本を合わせて初めて読むことができる「2人で読む本」など様々な本が登場する。また書店や作家にまつわるエピソードも多数収録されており、本好きならばニヤリと楽しめる。読書と本の魅力に改めて気づかせてくれる一冊となっている。

1位『九十歳。何がめでたい』佐藤愛子[著](小学館)

『九十歳。何がめでたい』というタイトルには、佐藤愛子さん曰く「ヤケクソが籠っています」。2016年5月まで1年に渡って『女性セブン』に連載された大人気エッセイに加筆修正を加えたものです。大正12年生まれ、今年93歳になる佐藤さんは2014年、長い作家生活の集大成として『晩鐘』を書き上げました。一度は下ろした幕を再び上げて始まった連載『九十歳。何がめでたい』は、「暴れ猪」佐藤節が全開。自分の身体に次々に起こる「故障」を嘆き、時代の「進歩」を怒り、悩める年若い人たちを叱りながらも、あたたかく鼓舞しています。ぜひ日本最高峰の名エッセイをご堪能ください。(小学館ウェブサイトより抜粋)

2位『アラサーちゃん 無修正(5)』峰なゆか[著](扶桑社)

結婚を決めたアラサーちゃん、妊娠が発覚したサバサバちゃん、恋も仕事もどん詰まりのゆるふわちゃん。選んだものと選べなかったもの。悩めるアラサー女子の明日はどっち!?(扶桑社ウェブサイトより)

3位『うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち』田中圭一[著](KADOKAWA)

著者自身のうつ病脱出体験をベースにうつ病からの脱出に成功した人たちをレポート。うつ病について実体験から知識を学べ、かつ悩みを分かち合い勇気付けられる、画期的なドキュメンタリーコミック!(KADOKAWAウェブサイトより)

4位『「凜とした魅力」がすべてを変える フランス人は10着しか服を持たない ファイナルレッスン』ジェニファー・L・スコット[著]神崎朗子[訳](大和書房)

5位『弘兼流 60歳からの手ぶら人生』弘兼憲史[著](海竜社)

6位『うちのトコでは 県民性マンガ(5)』もぐら[著](飛鳥新社)

7位『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』西原理恵子[著](KADOKAWA)

8位『NEWS FANTASTIC LOVE』ジャニーズ研究会[編](鹿砦社)

9位『花の詩画集 足で歩いた頃のこと』星野富弘[著](偕成社)

10位『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ[著](ポプラ社)

〈単行本 ノンフィクション・教養書他ランキング 6月13日トーハン調べ〉

BookBang編集部

Book Bang編集部
2017年6月17日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク