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- 劇場
- 価格:1,430円(税込)
6月20日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『劇場』が獲得した。
第2位は『蜜蜂と遠雷』。第3位は『か「」く「」し「」ご「」と「』となった。
発売以来6週連続で1位となった『劇場』の著者で芸人でもある又吉直樹さんは22日「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)に出演した。番組は『劇場』発売日の又吉さんに密着し、その多忙な一日が放映された。又吉さんは発売日から書店に出向き、サインを重ねていた。又吉さんを迎えた書店員さんからは「間違いなく歴史に刻まれる作家さん」といった声があがっていた。
また又吉さんは芸人でありながら各所で「先生」と呼ばれることに対し、「もう何周もまわっているので、もう何も感じなくなりました」「誰も本気で先生と思って先生と言ってませんし、またちょっと違ってますよねニュアンスが」と冷静に受け止めていることを明かしていた。
1位『劇場』又吉直樹[著](新潮社)
演劇を通して世界に立ち向かう永田と、その恋人の沙希。夢を抱いてやってきた東京で、ふたりは出会った――。『火花』より先に書き始めていた又吉直樹の作家としての原点にして、書かずにはいられなかった、たったひとつの不器用な恋。夢と現実のはざまでもがきながら、かけがえのない大切な誰かを想う、切なくも胸にせまる恋愛小説。(新潮社ウェブサイトより)
BookBangでは作家の西加奈子さん、服部文祥さん、町田康さんらによる書評が掲載されている。
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■西加奈子さん(作家)レビュー
一気に読み進めたいのだけど、実際読む手は止まらないのだけど、苦しくて苦しくて、どうしても一度伏せてしまう作品がある。そんな作品に出逢うのは稀で、だからしばらく動悸が止まらないし、読み終わった後もその世界にずっと引きずられる。「劇場」はまさにそういう作品だった。…
https://www.bookbang.jp/review/article/532102
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■服部文祥さん(登山家・作家)レビュー
才能あふれるとはいかないが、そこそこはやっていけそうな、それでいてちょっと神経症気味の若い劇作家が人生をもがいている。天使のような同世代の女性と知り合い、親しくなっていく。プロットはベタな青春物語である。だが、…
https://www.bookbang.jp/review/article/531791
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■町田康さん(作家)レビュー
先日。自らハンドルを握り、首都高速道路三号線を用賀方面に向かって走行していたところ三軒茶屋のあたりでなんだか急速に気持ちがざわついてきたので、音楽でも聴いたら少しは気が晴れるのではないか、例えば…
https://www.bookbang.jp/review/article/532099
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- 蜜蜂と遠雷
- 価格:1,650円(税込)
2位『蜜蜂と遠雷』恩田陸[著](幻冬舎)
俺はまだ、神に愛されているだろうか? ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。著者渾身、文句なしの最高傑作!(幻冬舎ウェブサイトより)幻冬舎の月刊PR誌「PONTOON」にて連載された音楽小説。数多の個性的な天才たちが鎬を削るピアノコンクールがドラマチックに描かれる。
BookBangでは書評家の杉江松恋さんと倉本さおりさん、作家の朝井リョウさんによる書評が掲載されている。
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■杉江松恋さん(書評家)レビュー
才能と情熱の小説である。恩田陸『蜜蜂と遠雷』は、国際ピアノコンクールを主舞台として描かれる音楽小説であり、演奏行為を通じて、さまざまなことが綴られていく。…
https://www.bookbang.jp/review/article/519375
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■倉本さおりさん(書評家、ライター)レビュー
『蜜蜂と遠雷』は、ピアニストだけでなく、ステージマネージャーや調律師、取材スタッフなど、コンクールを支える側の人間たちの姿まで細やかに描けていることも見逃せない。…
https://www.bookbang.jp/review/article/527584
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■朝井リョウさん(作家)レビュー
読書面が日曜の朝刊で本当によかった。五百ページ超えの二段組、大ボリュームのこの物語は、読み終わるまで私たちを放してくれない。休日に一気読みすることをオススメする。…
https://www.bookbang.jp/review/article/521681
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3位『か「」く「」し「」ご「」と「』住野よる[著](新潮社)
みんなには隠している、ちょっとだけ特別なちから。別になんの役にも立たないけれど、そのせいで最近、君のことが気になって仕方ないんだ――。クラスメイト5人の「かくしごと」が照らし出す、お互いへのもどかしい想い。ベストセラー『君の膵臓をたべたい』の著者が贈る、眩しくて時に切ない、共感度No.1の青春小説!(新潮社ウェブサイトより)
4位『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)
5位『私、能力は平均値でって言ったよね!(5)』FUNA[著]亜方逸樹[画](泰文堂)
6位『転生貴族の異世界冒険録 自重を知らない神々の使徒(1)』夜州[著](一二三書房)
7位『かがみの孤城』辻村深月[著](ポプラ社)
8位『掟上今日子の裏表紙』西尾維新[著](講談社)
9位『蜘蛛ですが、なにか?(6)』馬場翁[著](KADOKAWA)
10位『素敵な日本人 東野圭吾短編集』東野圭吾[著](光文社)
〈単行本 文芸書ランキング 6月20日トーハン調べ〉
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