探検家グランドスラムを達成した南谷真鈴に稲垣吾郎「お父さんの気持ちだよ」[ゴロウ・デラックス]

テレビ・ラジオで取り上げられた本

125
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 稲垣吾郎さん(43)が司会を務める読書バラエティー「ゴロウ・デラックス」に世界最年少で探検家グランドスラムを成し遂げた南谷真鈴さん(20)が出演した。南谷さんが登山に打ち込むきっかけとなった経験が明かされた。

■探検家として最年少記録を次々と達成

 南谷さんは2015年のアコンカグアを皮切りに、2016年7月までにエベレストを含む7大陸最高峰全ての登頂に成功し、日本人最年少記録を更新した。その後2017年4月に北極点に到達し「エクスプローラーズ・グランドスラム」達成の世界最年少記録を樹立した。「エクスプローラーズ(探検家)・グランドスラム」とは7大陸最高峰登頂、南極点・北極点を踏破したものに与えられる称号だ。

 今回の課題図書は南谷さんの著書『自分を超え続ける』(ダイヤモンド社)。なぜ19歳の女子大生が日本最年少でエベレスト登頂に成功したのか。想像を絶する経験を乗り越えた冒険家だからこそ語れる言葉には読むものを奮い立たせる力が宿っている。読後自分も何かに挑戦したくなる勇気のでる一冊だ。

■2年4カ月で達成!

 南谷さんは高校生のときから計画をはじめ、わずか2年4カ月で探検家グランドスラムを成し遂げた。なぜそんなハイペースでとの質問に南谷さんは「一番のトレーニングは山を登ること。高度順応は東京に戻ってくると1週間でなくなってしまう。そのため次から次へと山を登っていたら、気づいたらこのペースで」とその理由を明かした。その過密なスケジュールでの偉業達成に稲垣さんも「すごいしか言えない」と驚きをあらわした。

■自分で自分の人生を設計しなければ

 南谷さんは生後1年目から父親の仕事の都合で、マレーシア、中国、香港などで転居を繰り返しながら暮らしていた。そのなかで「自分って何だろう」とアイデンティティが失われていったという。そんなとき香港の学校で登山に出会った。「山は私にとって自問自答する場。登りながら心の中の大きな山も登れる気がした。山は居場所を探しているとき、私の足が自分の靴に入っているところが居場所なんだと教えてくれた先生のような存在」と山を登ることによりアイデンティティを確立できたと明かした。

 また両親の離婚をきっかけに日本に帰国しなければならなくなり「自分の人生のコントロールが自分にない」と気付き、「自分で自分の人生を設計しなければならない」と思い、エベレスト登頂という自分の夢を具体的に実現しようと考えた、とそのきっかけを明かした。そして「他の人が持つ自分のイメージを生きようとしてもがき続けていたけれど、そんなことなんて必要ないんだって(思えた)」と当時の心境を語った。

■自分になれた南谷さん

 番組では現役大学生の南谷さんの自宅も公開されたが、それに対し稲垣さんは「あのさあスタッフ間違ってない?どさくさに紛れて」と苦笑。登頂証明書や登山装備、トレーニング用品が並ぶ部屋で明るく振る舞う南谷さんを見た稲垣さんは「可愛らしい。ギャップがすごいです。魅力がぎゅっとつまっていましたね」と南谷さんを喜ばせていた。

 また山を登ることにより「自分になれた」と綴る南谷さんに対し稲垣さんは「自分になれたなら、今はもうプロローグじゃない。これから始まるんじゃない。楽しみだね」と南谷さんの今後に期待しながら、「もうお父さんの気持ちだよ」と笑った。

ゴロウ・デラックス」はTBSにて毎週木曜日深夜0:58から放送中。次回7月20日のゲストはピエール瀧さん。

BookBang編集部

Book Bang編集部
2017年7月15日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

  • このエントリーをはてなブックマークに追加